俺の眼鏡を超えてゆけ

20060829(Tue) 
先日発作的にチャット設けたんですけど、遊んでくださった方ありがとうございました!
しばらく設置の予定はないので、一人で数回分楽しんだつもりです。
自サイトでの絵茶は初めてだったんだけど、描いて頂いた素敵な洋平の数々を眺めてはニヤニヤしています。
気を使って皆、洋平が「COLO」って呼びかけてくれてる所描いて下さったので、スライムのようにデレデレ溶けてしまいます。
名前入力しなくてもドリーム小説読めるんだね!(*^。^*)
余談ですが、COOLオンラインってサーバーありますけど、それに水戸ってドメイン?があって(土地の名前であるので)、mito.cool.ne.jpみたいな羅列見る度、
「水戸はそりゃCOOLよ」
という思いと、
「水戸COLO!?」
という見間違いで、何度見ても心拍数が上がります。


Nobodyシリーズ第3弾。
書いてるうちに自分がNobodyになりそうな気がしてきます、不安で。
「誰でもない…オデュッセウスですね」という感想を頂いたのですが、オデュッセウスなんて高尚なもの私読んだ事ないのでよく分かりません。(しかも今違和感があったので調べてみたら、オデュッセウスって作家の名前じゃなくてギリシャ神話の登場人物だった)
全くの買いかぶりですが、いい方に買いかぶって頂けるのは願ったり叶ったりです。


洋平の海外の仲間編。(例によって例の如く長谷川さん所から無断転載)

◆パンサー(年齢不詳)
ときには20代半ばの青年のようにも見え、またときには人生という名の険しい道に疲れきった40過ぎの男にも見える。
テキサス在住・アイダホ出身。「イモ」という言葉に過剰反応する。
フリーの殺し屋として名を売ろうとしていた頃、裏切ったマフィアの一味によって故郷の村を焼き払われ、たった一人の肉親であった妹も失ってしまう。(18歳当時)
現在は表向きは牧師、裏の顔は殺し屋という人生。殺しの流儀はとにかくしゃれた趣向を凝らすことを好み、相棒である洋平にはいつも呆れられている。ページをくり貫いた聖書の中にはコルトをしのばせ、ロザリオには毒針を仕込み、獲物をひざまずかせて額に銃口を押し付けながら言う決め台詞は『神に祈りな。救いはねえぜ』
無類の女好きで最近はストリッパーのキャンディ(17歳)に首ったけ。

・無精ヒゲに、濡れたら黒味がかるようなブロンド。
・別に相談していたわけでもないのに、お互い頭の中でブラピをちょっと崩した様なのを想像していた。
・先日長谷川さんから、「アイシーサイトを回っていたら、瀧がパンサーに見えてビックリした」とメールが来た。
・パンサーとは勿論裏世界の通り名。由来は豹の様な身のこなしから。
・本名は誰も知らない。(私も知らない)
・牧師をやっている時はチャーリーと名乗っている。
・名前を聞かれて咄嗟に口から出たのがチャーリーだったため。(道に大きな映画の看板が出ていて、そこには主役であるチャーリー・シーンのおどけた絵があったから)
・いつもは牧師のあの服の襟元を開けてだらしなく着ているが、キレイな未亡人が来た時はシャキッとする。
・殺しの依頼は告解室で。
・愛車はピンクのキャデラック。
・洋「相変わらず下品な車乗ってるな」
 パ「車はオンナと同じさ。乗れば乗るほど愛着が湧く。それにこのじゃじゃ馬、俺以外の誰が乗りこなせるっていうんだ?」(銀のハンドルにKISS(……)しながら)
・今はストリップバーのキャンディに夢中だけど、ちょっと前までは図書館に勤めている司書のスーザンに首っ丈だった。
・ス「どんな本をお探しでしょうか?」
 パ「そうだな、君の心の隙間に入る方法が載ってる本を」
 ス「は?」
 パ「おぉ神よ。卑怯な方法に縋ろうとしている私を許したまえ。(大袈裟に十字を切りながら)でもそうでもしないとこの迷える子羊を救えない」(机に身を乗り出してスーザンの眼鏡に手をかけて)
・よく頬にビンタの跡をつけて帰ってきては、洋平を引かせていた。
・ヤマトナデシコが好きなため、洋平(12歳)から日本語を教り目下勉強中。
・洋「いいか?日本語で『ごめんなさい』は『oreno ketsuwo namena』だぜ」
 パ「OK,ブラザー!チョロイもんだな」
・早速日本の空港でヤクザ相手にひと悶着起こすパンサー。


パンサーと洋平の出会いや、二人の日常(書いてて最高にバカらしい響き)については長谷川さんが書いてくれているので参考にして下さい。
そもそもホテルに泊まる事になった元凶は洋平なのですが、ダメ押しがパンサーでした。
散々食べて飲んで(しかも驚くべき事に、長谷川さんはともかく私はこの日一滴もアルコールを摂取していません。それでこのテンション)それでも語り足りなかったので、夜のスタバで抹茶フラペチーノを飲んでいたのですが、長谷川さんが
「洋平の仲間にさ、牧師も加えようよ」
と言ったが最後、ここで帰るのは卑怯とばかりに「帰らないで!」と叫びました。
ホテルに泊まってからもずっと「洋平カッコいい!……のか?」と「パンサーださい!」を連発して、ベッドにうずくまってゲラゲラ笑っていたような。
パンサーが登場してからは、お互いの過去見てきた洋画洋書(問わずあらゆるB級もの)の引き出しという引き出しを開けっぴろげ、お約束の法則を見つけながら闇雲に突き進みました。
とりあえず外せないなと思ったのは、パンサーがジープを運転して、助手席の洋平(ていうかもう洋平である必要性すら揺らぎ始める)が後ろの追っ手にバズーカ砲をぶっ放すシーンです。
勿論ケンカしながら。
あと私は個人的に、舗装のないデコボコの道で敵に追われ、洋平のバイクの後ろに乗って逃げるんだけど
「喋るなよ。舌噛むぜ」
って言われたい。
別にデコボコの道じゃなくても常に舌噛みそうになりますよ、洋平相手じゃ。
それからパンサーはアイダホ生まれのテキサス在住で「イモ」という言葉に過剰反応するという設定がありますが、具体的にどういう事かというとアイダホ生まれなので「ダサイ」という意味で「イモ」という言葉を使うと、イモに対する侮辱だと怒ります。
そのくせ自分に「イモ」という言葉を投げかけられそうになったら(「パンサー、その芋取って」)、それはそれで過剰にキレます。
「マンガのキャラクターみたいに分かりやすいアレがないとね!」と言いながら考えた設定なのですが、マンガのキャラクターも何も……。(絶句)
色々分からない事が多すぎる。
そういやどーでもいいのですが、うちには居間に家族共有(主に母親と妹)のPCがあるんですけど、自分のを立ち上げるのが面倒だったので調べ物をするため、ちょっとそのPCに近づきました。
そうしたら母親がつい先程まで使っていたらしく、送信済みのメールがそのままになっていたのですが、いつもは絶対人の書いたメールとかに興味ないから見ないんですけど、運命なのか何なのかその日に限ってちょっとだけ目に入ってきてしまいました。
その母親の送信済みメールというのが、とある和食レストランが作った焼酎?に名前をつけようという企画で、母はその企画に応募したらしかったんです。
それで母親の考えたお酒の名前が「芋子」でした。
脱力。
すごい真面目に命名理由とか書いてた。(母は至って真面目なんです)
パンサーの「イモ」設定を考えている時、そんな事を思い出しました。
血なんですか?


その他、Nobodyのあれこれ。

・依頼でオーストリアの皇女(生意気な娘だといい)の護衛をする洋平12歳。
・最初は庭師として潜入。
・見事な庭で出会う皇女と洋平。
・姫「あら、あなた新しい庭師さんの子ども?」
 洋「はぁ」
 姫「ま、せいぜいキレイなお庭にしてちょうだいね。…キャァッ!毛虫!毛虫!早く取って!!」
 洋「取りましたよ」
 姫「殺した?殺した?」
 洋「殺さないよ」
 姫「どうして!?殺しなさいよ!」
 洋「無闇に殺す必要はないだろ。あいつはこれから蝶になるんだ」
 姫「あなた、わたくしに逆らう気!?お父様に言いつけてクビにしてやるから!」
 洋「言いたきゃ言えよ」
・皇女、父親に言いつけるも逆に諭され、余計ご立腹。なによ、あんな奴!><
・あら捜しするため、洋平のいる庭へと足繁く通う皇女。
・洋平、肩に小鳥を乗せ、小さな丸太を何やらナイフで削っている。
洋「ほぅら」(投げる)
姫「きゃっ、こ、これは……」
・大広間に飾ってある高名な画家が描いた、皇女の肖像画をモチーフにした木彫りの置物を短時間で彫る洋平。
・これを機に洋平に好感を抱くようになる皇女、余計庭に入り浸る。
・庭にあるロープで、ぐるぐると縛られた時のハウツー縄抜けや、決して解けない固結び、3秒で出来る固結び等を洋平から教わる皇女。
姫「あなた物知りなのね。こういうのどこで教わるの?」
洋「ボーイスカウトさ」
・その後洋平先生の護身術も教わる。
洋「 ―――でここをこうして強く踏めば、相手の骨は折れるってワケさ」
姫「へー知らなかったわ。あなたそんな事まで知ってるのね」
洋「今時のボーイスカウトは、何でも教えてくれんだよ」(皇女の壊れた年代物のレディオ(……)を軽く修理しながら)
・悪党急襲。狙われる皇女。洋平は善戦するも、味方(元々いたボディーガードたち)の連携が上手くいかず返ってそいつらが足手まといに。皇女はさらわれてしまいます。
・囚われの皇女。でもわたくしは、弱虫で泣き虫だったあの頃のわたくしとは違います!
・洋平から教わった縄抜けを駆使し脱出する皇女。
・その後悪党に見つかるも、再び洋平に教わった護身術で一人倒す。
・でも大勢の悪党に囲まれピンチ。が、正義の味方参上。
・あっという間に全員倒す。
・姫「洋平!」(泣きながら抱きつく)
 洋「これ、お前がやったの?(一番最初に足を折られて伸びていた悪党を親指で指し)まったく怖いお姫様だぜ」
・任務完了という事でJAPANに帰る事になった洋平。洋平が任務で自分の護衛をしていた事を初めて知る皇女。
姫「Nobody!待ちなさい!」
洋「ん?」
姫「わたくしを騙していたのね!庭師の息子なんて嘘をついて!」
洋「うーん」
姫「罰として、わたくしをあなたの相棒になさい!><」
洋「はぁ?」
姫「わたくしはもうあなたの相棒として立派に動けると思うの。縄抜けだって護身術だってちゃんと使えた。わたくしたち、きっといいパートナーになれると思わない?」
洋「おいおい……子どもが出る幕じゃないんだよ……」
姫「何よ!あなただって子どもじゃない!わたくし、諦めないわ!お父様に言ってあなたを出国禁止にしてやるんだから!」
・皇女が洋平にプン!と背中を向けた途端、バリバリバリバリ…という音と凄まじい風圧が。振り返るとヘリコプター。操縦桿を握っているのは洋平。(……)やられた!みたいな皇女。
姫「ちょっとー!わたくしを連れて行きなさい!><」
洋「(10年経ったらな)」(飛行機の音がうるさくて声は聞こえないけど、皇女には洋平の口がそう動いたのが確かに分かる)
姫「フフ、面白い。10年……見てなさいよ。絶対いいオンナになって、アッと言わせてやるんだから!☆」(指鉄砲で洋平に向かってBANG!)
・洋平、わざと大袈裟に胸を押さえる演技。その後ニッと笑ってヘリは闇夜に消えてゆく…………。

最後の方、少コミになってしまいました。(呆然と虚空を見つめて薄笑)
あともう一つ考えたネタ。


・何かよく分からないけど、囮でアメリカの刑務所に囚人として潜入する洋平12歳。
・周りはスキンヘッドや全身タトゥーのいかつい強面の大男ばかり。(このシリーズは最初から間違っているので、これくらいの間違いは間違いに入りません)
・食事の時間、洋平は一人トレイを持って離れた席に着くのですが、近くにニヤニヤ笑いながら数名のガラの悪い囚人が着席。
・「ヘイ、バンビーナ。ママのミルクがなくても平気かい?」
・洋平、別に動じず。黙々とチリビーンズを口に運ぶ。
・「ヘイユー、無視すんじゃねぇよ!」短気な大柄の男が洋平に拳を振り上げ殴りかかろうとする。
・が、肝心の洋平がいなくなる。
・「ムッ!あのイエローモンキーはどこいった!?」
洋「ここさ」
・なんと洋平は男が振り上げた拳に握っていた、スプーンの柄の先に立っていたのです。(!)
・「な、なんて身の軽い男だ……!!」
 「ひるむな!やっちまえ!」
・でも重力を無視した羽根の様な身の軽さで、男たちの攻撃をかわす洋平。
・暴力を糧に生きてきた者たちはその筋の勘で、洋平が只者ではないという事に気づく。
・「ヘイ、やるなお前さん。ただの坊やじゃなさそうだ」
・丸太の様な腕に蛇と髑髏が絡まったタトゥーをしている大男、洋平に非礼を詫び仲直り。
・洋平の事を「ブラザー」と呼ぶようになる。
・挨拶は拳と拳をゴツンとつけるビバリーヒルズ青春白書を連想させるような例のアレ。
・なんかその刑務所で一目置かれるようになる。
・その刑務所にはレクター博士もいて、洋平はレクター博士に会いに行く。(こんなの間違いに以下略)
レ「相変わらず無茶をやっているそうじゃないか、Mr.Nobody」
洋「アンタの方こそ随分オシャレな服着させてもらってるじゃないか。その仮面はこれから舞踏会でもあるのかい?」
レ「ククク、君の活躍は牢の中まで響いてくるよ」
洋「そりゃどうも。そんな事より聞きたい事があるんだ。あの時の借りを返してもらいに来たよ」
レ「Humm……、あのシチリアの事件の時の事かい?君はまだおしゃぶりを持っていたっけねぇ」
洋「協力するのかしないのか、オレは気が短いんだ。デリバリーしたピッツァが冷めちまう。早く答えを聞きたいね」
レ「OK、Mr.Nobody。君の望むがままに」
・レクター博士も一目置く洋平。
・ガラの悪い連中とヌードトランプでブラックジャックに興じる洋平。
・洋「ブロンド女とは相性が悪いんだけどね。今夜ばかりは勝利の女神みてぇだ。この勝負、俺が貰うよ」
ブロンド女性のヌードが印刷されたカードがズラッとそろって、ロイヤルストレートフラッシュ。
・賭けていたタバコを耳に挟み、颯爽と去る洋平。
・何かよく分からないけど、情報収集は終わったらしい洋平。脱獄します。
・どう見てもボールペンだったものなどを次々と解体し、あっという間に一丁の拳銃に組み立てる。
・洋「37秒。……チッ、タイム落ちたぜ。やっぱりしばらくやってないとダメだな」
・かくかくしかじかで、大量の麻薬が積んであった倉庫を大爆破。爆風で髪を弄ばせ、頬を炎で照らしながら一言。
洋「ザッと2億ドルの花火だぜ。豪勢なもんだな」
・ミッションコンプリート。コードネームはNobody。彼の背中は真っ黒い闇夜にするりと飲まれて消えた。


みたいな。
何かよく分からないまま始まり、何かよく分からないまま終わるNobody。
とりあえず言えるのは、私が洋平を好きだという事だけのような気がします。

ちなみにうえの刑務所編であった「スプーンの柄に立つ洋平」のエピソードですが、これはすっごい昔ジャンプで連載されていた『瑪羅門(バラモン)の家族』というマンガ(すごい昔のマンガなのにジャンプ辞書入れてるため一発変換で出た。すごいぜジャンプ辞書)で実際あったシーンです。
ジャン・バラモンという何か焼肉のタレを連想させるような名前のキャラクターがいて、その人はバレエダンサーでメチャクチャ身が軽いという能力を持っていた。
恋人殺しの汚名を着せられ、主人公たちに救われるまで刑務所に服役してたんですけど、その時のエピソードでした。
当時子どもだったけど読んでてビックリしたので強烈に覚えています。
スプーンの上に立つなんて!?
ちなみにこのマンガ、私が生まれて初めて読んだいわゆる打ち切りマンガです。
このマンガで初めて「俺たちの戦いは始まったばかりだぜ……!」という終わり方を見た。


余談ですが。
今ヤフーで『るろうに剣心』のアニメの動画を無料配信しているので(もうすぐ終わるよ)、全部見てしまいました。
懐かしい……懐かしいよ……。
まあ懐かしいといっても、実はそんなにアニメは見ていないのですが。
原作に思い入れが少しでもあると、アニメは見ない派です。(思い入れっていうか、知った順番がアニメの方が先だと違和感がないのかも)(実はSDもアニメはほとんど見ていません)
だからワンピもアイシーも銀魂も見ない代わり、以前金田一少年とかは一生懸命見てました。
『るろうに剣心』もまず第1回を恐る恐る毛布に包まって一人で見て、いきなりYUKIちゃんのキュートな「♪ダイキライだったそばかすをちょっと」という声が流れてきた事に動揺して、チャンネルを変えてしまった覚えがあります。
今はアニソンじゃない、普通の(普通のって言うのも変な話ですけど)バンドがアニメの主題歌を担当する事が当たり前になってますけど、たぶんこの番組がそれの走りだったんじゃないだろうか。(SDの方が時期的には先ですけど、でもSDはまだ全然話の内容と歌が合っていた方だと思う)
ほんと衝撃的だったんだよ、時代物にジュディマり……。
だけどリモコンを握り締めてガチャガチャ変えながら試聴して、EDのイエモンの歌がカッコいい!と思って、メモしてレンタル屋さんに借りに行った事もよく覚えています。
ギラッとした君の目にドキッとした昼下がり。
今聞くと非常に洋三で私の目もギラッとしてしまいましたが、カッコよすぎると何だかギャグにしてしまいたくもなるので、私の中の史上最強のカプソングはやっぱりサンゾロやってた頃の「マシマロ」かなーと思います。
ヒゲ伸びても気にしない!
カッコよさを突き詰めて考えると、いつも民生みたいな脱力系がカッコよさの究極体という結論に落ち着きます。
なんか話がいったりきたりしてますが、ここんとこアニメは「これぞアニソン!」みたいなのが少ないような気がしますけど、実際どうなんですか?
小さい頃見ていた「電撃戦隊チェンジマン」とか「鳥獣戦隊ライブマン」とかの主題歌を未だにソラで歌える私としては、歌詞にタイトルが入っているのが丁度いいくらいに思えるんですけど、そんな私は勿論「摩訶不思議アドベンチャー」をリコーダーで演奏できました。
ついでに言うと、ヤムチャのキャラソンであった「ウルフハリケーン」(ちゃんとヤムチャが歌ってる)だって歌えます。何故か。
以前男性が管理人のテキスト系サイトさんで、「普通に生きてるとまず知らないし、女はほぼ100%知らない」みたいな事が書かれていたのですが、私余裕で合いの手入れられます。
「♪俺がウワサのナイスガイ…」
「ヤムチャさ!」
ってやる。烏龍茶とか引っくり返しながら。


そろそろ原稿の方も佳境です。
一人で延々やってると退屈というか飽きてしまいますが、私は自分の原稿を友達に手伝ってもらった事が長いオタク人生においてたった一度しかないし、多分これからも手伝ってもらう事はないだろうなーと思います。
手伝う事は沢山あるんですけど、手伝ってもらった事は一度しかない。
これは私が「〆切までに着実に仕上げる」タイプだからじゃなくて、ただ単に「友達に手伝ってもらうと途中でふざけて進まない」幼児タイプだからです。
その過去手伝ってもらった際、私は自分の原稿のトーンを黙々と貼ってくれている友達を急に笑わせたくなって、すごい真面目なシーンのキャラの顔に鼻毛を描いたり鼻血を描いたりし、手伝ってもらってるのに進行速度がマイナスになりました。
高校生のときのことだった。
それ以来、友達と原稿をする事を諦めました、って全部私の幼児性に原因が。
でも友達の原稿のトーン貼りや背景や写植は結構日常的にやってました。
人の生原稿って迫力あって本当にキレイなんだ。役得です。
背景もその時はきちんと定規を使って描いたので、髪の毛毟りたくなった。
定規で線引くの大嫌い。
コマ割だって本当はフリーハンドでやりたいお年頃です。
そいつが俺のやり方。
ていうか表紙が残っていて最高に憂鬱だ…………。
表紙描く位なら本文30P描いた方がいいんですけど、個人誌だとそういうわけにもいかず……。
この前表紙描いてって依頼したら断られました。
字書きさんでもないのに斬新なゲスト依頼。
とにかく本当に表紙描くのが嫌いです。大嫌いです。
よく表紙だけ先に印刷所に入稿して、どうしても本文はどんどん後回しに……って作家さんいらっしゃいますが、イヤミじゃなくて本当に本当に羨ましい。
いつだって私は本文が先に出来て、表紙はズルズル後回しです。
本気でどなたかに描いて欲しいし、それが無理なら線画描くから、色を塗って欲しい……。謝礼も少しなら払うから……。
もう本当に表紙描くの嫌いなんです。
ブルーブルーソーブルー。
あと突然ですが、原稿やオンリーの諸々が終わったら、洋平と流川のマンガを描きたいです。
前にもチラッと描きましたけど、流洋じゃなくて洋流でもなくて洋平と流川っていうか洋←流っていうか。
でも9月のオンリーの後は10月のオンリーがあるんですよね。
薄っぺらくても何か出したいような気がする。
それを出せばいいのか?

20060824(Thu) 
引き続きNobodyシリーズ。
広げに広げた大風呂敷で、広すぎてそれが風呂敷である事を忘れしまいそうになります。
その上で普通に寝てしまうような事になるのが火を見るより明らかなNobody。(畳もうとすらしない大風呂敷)
オチも着地点も何も知りません。
徒歩で帰れる街で泊まったホテルにて、急遽買ったノートに自動書記みたいな感じでメモを取りました。
読みにくい。
非常に読みにくい。
でも何とか解読しながら続けます。


・同級生が駄菓子屋とかでガチャガチャやるのを優しい目で見守る洋平(12歳)。
・「ごめん、水戸君。10円貸して」(パン!と拝んで)
・洋「いいぜ」
・洋平が放り投げたコインを受け取る同級生。「え?これ10円じゃ……?」
・洋「ワリィ、それシンガポールのコインだった。この前仕事行って帰ってきて、何だかんだで両替するの忘れてた」
・「そ、そう……」
・洋平の財布には外国の紙幣やコインがいっぱいです。
・スイス銀行に隠し口座を持っている。
・隠し金庫には一部では芸術と謳われた偽札(専門機関でさえそれが偽札だと見抜けなかったため、コレクターの間では伝説と化している)の原版が眠っている。
・洋平の元へ時々イタリア(のマフィア)からカサブランカ、台湾(のマフィア)からは胡蝶蘭が届く。
・「そ、それどうしたの……?」(夏休み直前、朝顔の植木鉢を片手に不審そうな顔した同級生が)
・洋「昔馴染みさ。……ったく、おちおち昼寝もできやしねぇ」
・洋平はクラスの席替えではいつも、真ん中の一番後ろの席を工作して手に入れます。
・何故ならいつどこから敵が強襲してくるか分からないから。(小学校くんなよ)
・廊下側にも窓側にも咄嗟に逃げられるようにです。
・掃除の時など常に背は壁につけています。
・そんな洋平に学校でたった一人だけ分け隔てなく接してくれる人が……。
・「水戸君!ちゃんと掃除しなさい!そうやって一人で雑巾持って廊下で不貞腐れてるの、カッコ悪いぞ><」
・空気読めてない教育実習生(女)
・でも戦場でささくれだった洋平のその心は、教育実習生のある意味無垢で情熱的なお節介に少し癒されるのです。
・デカい仕事(国家レベル)の合間に洋平は知り合いの酒場の用心棒まがいのことをしてあげる事もある。
・(横須賀の米兵がたまるようなバー)
・(黒人たちとスラング交じりの英語でブラックジャックに興じる洋平)
・その結果、夜の歓楽街をうろつく洋平12歳。
・先生、そんなの許しません!
・何とか洋平を説得するために、洋平を尾行する教育実習生。
・勿論先生のその拙い尾行に洋平は気づいているのですが、まあ好きにさせてあげようと思って放っていたんだけど、洋平を付け狙う悪の組織(………)に先生は「Nobodyと関係のある女」として拉致られそうになる。
・夜の公園で大勢の男に囲まれる教育実習生。
・「ちょっとあなた達!何ですか!」
・「ま、オネーサンには用はねぇんだけどよ。……オッ、でもなかなかいいオンナジャン?(先生の顎クイッと持ち上げて)これくらいのお楽しみはねーとつまらねぇよなぁ?」
・先生、貞操の危機。
・そこへ正義の味方参上。
・何かよく分からないけど、例の体育館のシーンみたいにカッコよく登場する洋平。
・ブランコで反動つけて参上すればいいんじゃないですか。(カッコ悪い)
・「水戸君!早く逃げなさい!」
・こんな時でも洋平をただの子どもと信じて疑わず、優先して逃がそうとする教育実習生。
・洋「先生……ごめんなぁ。巻き込んじまって……」
・悪「ムッ!お前はNobody!」
悪2「野郎ども!やっちまえ!」
・特殊警棒ジャキーン
・特殊スタンガンバチバチ
・でも洋平が手にしてるのは30センチ物差し@竹製
・だけど地面にキスしたのは悪の組織の人たちです、当たり前だけど。
・「水戸君……あなた……」
・洋「…………」(俯く洋平の手には血が滴る30センチ物差し@竹製)
・「こんな遅くまで公園で何してるの!おうちの人は何も言わないの!?」
・暗くて何も見えなかったらしい教育実習生。
・マンガの古典的表現で、星とか飛ばしながら「ズコーッ」とこける洋平

薄々このシリーズ、「カッコ悪い」ことは気づいてます……。
でも続くよ……。
余談ですけど、私幼児の時何言われても「ズコーッ」とポーズ付き(思うに忍者ハットリ君が放映されていた時期)で返していた時期があったらしく、その時期のアルバム見ると調子に乗った私が薄笑いで確信犯的にズッコケてる写真ばっかりあって、何だこの時を駆けた攻撃力……。
母親が今でもこの話を時々持ちかけてくるので、本当に居た堪れません。


洋平の日本の仲間編。
もう面倒だから長谷川さんが書いてくれたの丸ごと転載します。(無許可)
だってそれぞれ同じこと自分のノートに書いたので、そんなに違ってるはずもなく。
補足?みたいなのも付け足しつつ。

◆リリー(28歳)
本名山本百合子・バツイチ・バー『燐寸』のシンガー 離婚の原因は元夫の暴力
得意分野は貴金属の窃盗で、特に名のある宝石が市場に出されるといち早くその所有者をリサーチしてくる。大きなパーティーには必ず顔を出し、有力者とのコネクションをさらに広げている。
現在はバーテンダーの川島くん(21歳)と第二の人生を謳歌中。

・外見はジャガーのミス・パンティストッキングみたいな感じ。
・二人の出会い
洋「28?ヘェ、見えないな」
リ「フフ、若く見える?(メンソールの煙草を吸いながら)嬉しいな。これでも化粧は上手いからね」
洋「皺を隠してくれるかい?」
リ「ご名答。HEY、バーテン。こちらの坊やにミルクを」
洋「皺以外も?」(リリーの顎を掴み、顔を近づける洋平)
リ「なんだい、よしとくれよ」
洋「それ、誰にやられた」(ファンデーションやアイシャドウで上手く隠してあるとはいえ、リリーの目の周りにアザがあるのを洋平は見逃さない)
・リリーは九州から一緒に上京して来た男(ミュージシャンの夢破れチンピラでヒモみたいになっていた)と結婚していて、そいつに暴力を振るわれていた。
・洋平は激昂しリリーとそいつを別れさせることに成功する。
・リリーの心配を本気でしているバーテンの川島君(気弱だけどいい奴)とリリーをくっつける洋平12歳。
・洋「さーてと、子どもは退散するぜ」
・リ「どの口がいってんだい」
・そう言うリリーの瞳の色は、洋平を捉え優しく潤んでいた……。


◆とみさん(60歳前後?)
情報屋のホームレス。25年間渋谷のとある公園に座り続け、この街のことで知らないことはとみさんにはない。
息子は都庁の課長職。

・二人の出会い
ホームレス狩りにあってしまったとみさん。
若者たちに殴られ蹴られ、何とか身を守ろうとうずくまっている所へ洋平参上。
あっという間に5人のチーマーを地に伏せさせとみさんを助ける。
洋「ひでぇな。病院へ行こう。いいトコ知ってっから」(とみさんに肩を貸しながら)
と「いや、いいよ」
洋「気にしないでいいよ。そんな気取った所じゃない。顔なじみがやってるモグリの医者さ」
と「『モグラ』……かい?」
その途端洋平の目はスッと小刀のような光を帯びた。別に殴られたわけでも蹴られたわけでもない。しかし先ほど実際に浴びた連打よりも、それは男にとって容赦のない暴力のように思えた。背筋を冷たいものが流れ落ちる。
「お前さん、人を殺してるね。それも一人や二人じゃない」
いよいよ洋平の目の光は、剣呑さを増してきた。堪り兼ねたように男は、ヤニで黄ばみ所々抜け落ちた歯を晒しニッと笑う。
「わしの名前は『とみ』じゃよ、Nobody。わしの知り得る全ての情報を今後お前に授けよう」
・とみさんの口癖「老兵は去るのみじゃよ」
・とみさんに対する洋平の口癖「とっとと隠居しな」


◆モグラ(30代後半?)
無免許医師。支払いはキャッシュのみで、しかも恐ろしく高い報酬を要求する。ただし何も聞かずに的確な治療をしてくれるため、裏社会の客が後を絶たない。でも子供は無料で診療します。

・洋平の体から取り出した弾丸(……)をコレクターしてるちょっと変態。
・ウイスキー(あの銀の入れ物にはいってるやつ)を飲みながら手術とかするので嫌われているが腕は確か。
・洋平は怪我をするとよく自分で勝手に、応急処置で雑に縫合までしてしまうので、その引き攣れた縫合跡を見るとモグラは激怒する。
・「俺にやらせろって言ってるだろ!お前の仕事は雑すぎる。医療に対する冒涜だぜ」


◆レディ・アン(73歳)
本名山田杏奈・寄る年波にも負けずに一流の狙撃手として活躍していた。本拠地は横浜で通称「ハマのアン」。
56歳のときに夫と死別。敵である洋平を最後の最後でかばって命を落とす。

・老婆であることを武器にしていたスナイパー。
・洋平を殺すため組織に雇われたが、洋平の優しさに触れ改心。
・洋平を撃つと見せかけて洋平の遥か後ろにいた親玉を、その一流の腕で狙撃。撃ち殺す。
・しかしレディ・アン自身も裏切り者として射殺される。

余談ですがこのレディ・アンの話は豆乳料理店の個室でだべっていた時に生まれたのですが、長谷川さんが「レディ・アン」という名前を持ち出してきた時、私はマンガのように飲み物を噴出しました。
それからレディ・アンと洋平の最期の戦いの話をしていた私が、「それでレディ・アンは組織を裏切ったので蜂の巣に……」と言ったら、長谷川さんは素の大声で「ええっ!」と驚きました。
まさか死ぬとは思わなかったそうです。
死ぬよ。
洋平に関わった人はよく死ぬ。
だから洋平はいつも人を遠ざけるようにして、暗い影を背負っているの……。
そのワリには小学校通ってますけど。
ちなみに確か「モグラ」はボディ・ショップでソープ見てる時に思いついた設定です。
もうメチャクチャ。


あと1回くらい続く……。

何ていうか、とりあえず私は大丈夫ですよ、という事を強調しておきたい……。

20060821(Mon) 
ご質問頂いたのでお答えします。

Q.9月の新刊は通販しますか?

A.します。
10月のSDオンリーも申し込もうと思っているので(まだ申し込んでないんですけど)、通販開始は10月のオンリーが終わってからになるかもしれませんし、9月中に受付開始できるかどうか、ちょっと諸事情で開始期間については明言できないのですが(申し訳ありません)通販の予定はあります。
何か決まりましたらトップやここで随時告知していきますので、興味がある方はチェックしてやってください。
お問い合わせありがとうございます!
通販の価値があるような本を目指して頑張ります。


ところで先日長谷川さんとゲド戦記見に行きました。
見ている間中、私が口開けて考えていた事といえば
「『ミト戦記』だったらテルーが流川で、『ボールを大切にしない奴は大嫌いだ』って折れたモップの柄を三井@アレン(なんちゃって鬱)に突きつけたらいいんじゃない。それを見守る大賢人ミト。体育館の均衡が崩れようとしている。大地の息吹。優しい風。ありがとう、今日という日。ありがとう、あなたという命。ありがとう……ありがとう……」
みたいな事でした。
持てる語彙を総動員させても、上手くフォローできない映画。
私のジブリ男性キャラトキメキランキング不動の第1位はアシタカで、第2位はトトロのかんた君です。
たたら場でその脚力に腰砕けになった後、穴の開いた傘で帰りたい。……どこへ。
耳をすませばも大好きなのですが、年取ってからは破壊力が大きすぎて(なんかあの映画見ると心がキレイすぎて立ち直れなくなる……)久しく見ていないので、天沢君の凄さはやや忘却の彼方です。
あ、ちなみに3位は猫の男爵バロン。
確か猫の恩返しは何故か大阪で見たのですが、あの猫にあるまじきカッコよさに普通に目がハートでした。
大阪から家に帰る数時間、延々例の「しばしのお別れ!」(騎士の会釈)を牛のように反芻して過ごした覚えがあります。
鼻が湿っている生き物とは思えないカッコよさだった。
ちなみにうちの犬は、私が原稿期間になるとよく鼻にトーンくずくっつけています。(湿っているため)
猛烈に申し訳なくなる。
そういや私は犬の鼻が可愛くて大好きで(何で湿ってるのー!といつも思う)、高校生の時ノートや教科書のすみっこに犬の鼻の絵ばかり書いていました。
今でも目を瞑って描ける位、とにかく一心不乱に描いていた。
それで前に座っていた同級生が振り返りノートを覗き込んできたので、慌てて隠したけど見られてしまったのですが、その人が笑顔で
「それ何?胎児?」
と言ってきたのを、今でも寒気と共に思い出します。
胎児描きまくる女子高生って、それ本当にどうかと思う……犬の鼻もあれですけど。
ちなみにしいたけに霧吹きで水を吹きかけると、犬の鼻の感触にそっくりだって吉田戦車が言ってました。至言!


ところで長谷川さんと遊んでもらったこの日、メインは「ゲド戦記を見よう」だったのですが、例によって例の如く途中からずっと洋平のカッコよさについて真剣20代シャベリ場。
私の悪癖で「好きなキャラを異常に持ち上げる」というのがありまして、アレしてる洋平はカッコいい、これしてる洋平もカッコいい、もう何してる洋平でもカッコいいという、「カッコよさ」の定義が根本から覆るような、カッコ良過ぎて逆にカッコ悪いレベルまで落ちて落ちて持ち上げて?
もう自分でも何言ってるのかよく分かりませんが、落ち着いて考えてみると「それってカッコいいんだろうか」という設定にまで、目が血走ってしまう性癖があるんです。
それでこの日も5年来のソウルメイトである長谷川さんに背中を預け、今宵の萌えの調理法を考え、見えないナイフに舌舐めずりをしていました。
それでもう「洋平のあのあり得ない大器ぶりを考えると、最早ベトナム帰りでもいいような気がしてきた」というトンデモな結論に落ち着いた私たちの千夜一夜、それでは聞いてください。(ステージにマイクを置いて)

・洋平は世界を又に駆けた凄腕の殺し屋。
・殺し屋って言うか依頼を受ければ、ボディガードでも皇族の家庭教師でも何でもする。
・この時点で洋平12歳。(半笑)
・6歳の時博士号取得。
・8歳でもう立派に一匹狼としてその筋に名を轟かせていた。
・コードネームは「Nobody」
・洋平に助けられた美女がすがるように「Please tell me your name……」
・洋「俺の名前はNobody。誰でもない男さ」
・アンタは水戸洋平だろう。
・パスポートは常に5つ以上所持。
・ねぐら(と書いてアジトと読む)も世界各国に。
・でも誰も洋平の本当の家を知らない……。
・神奈川ですけど。
・趣味で日本の小学校に通っている。
・給食当番もちゃんとやる。
・給食帽をグリーンベレーの人みたいにかぶる洋平。
・終業式の前日等に「先生、明日は手提げでいいですか?」と聞く同級生たち。「いいですよ」と言われ、皆おもいおもいの手提げ(よく考えると不思議な響きですよね、手提げ)で登校するが、洋平の右手には弾除けにもなる強度のアタッシュケース。
・勿論林間学校のキャンプにもちゃんと参加します。
・キャンプ術というより明らかに対ゲリラ戦みたいな、洋平のアウトドア知識。
・悪戦苦闘しながらテントを張る他の班を尻目に、洋平班は1分でテント張り終了。
・何が何だか分からない洋平班の子どもたち。
・さぁ、今日の夕食はカレーです。皆で作りましょう。
・素手で飯ごうを掴む洋平。
・にしめた年代物の革袋から取り出した、何かよく分からない肉を慣れた手つきでサバイバルナイフで切り取り、カレー鍋に勝手に投入する洋平。
・「み、水戸君、それ何の肉……?」
・洋「アザラシだよ。冷えた身体にはコイツが一番さ。何で知ってるかって?いや、恥ずかしい話だけど、俺がまだ自分の名を売ろうと躍起になっていた頃、功名心で深入りしちまった俺は南極で部隊とはぐれちまってさ。あそこはコンパスもきかない魔の地帯で、それに加えて白夜だろ?太陽で方角を調べるって事も出来ない。刻一刻と奪われていく俺の体温。その時だよ、アザラシを見つけたのは。俺の脳裏にサバイバル術を教えてくれたかつての師の言葉が浮かんだよ。え?かつての師って事は今は師じゃないのかって?……うん、まぁその話は又今度。眠れない夜にホットラムでも飲みながらしてやるよ。―――話を戻すぜ?そう、アザラシだ。イヌイットの猟師の間には言い伝えがあってよ、『遭難した時はアザラシの中に潜れ』……ただ潜るんじゃねぇ。文字通りカラダの中に潜るんだ。俺はナイフでアザラシの腹を切り裂いた。可哀相?あぁ、確かに可哀相かもしんねぇな。でもそれを言うならお前さんの昨日の夕飯は何だ?ハンバーグ?その原材料は知ってるか?……あぁ、いいんだよ。俺が悪かった。大人気なかったよ。まああのアザラシには悪い事をしたが、俺はアザラシの腹の中に潜って、その臓物や血液の温かさで何とか暖を取って一夜を凌いだんだ。血の匂い?そりゃしたさ。でもそれがなんだってんだ?」
・焚き火の番をしながら語る洋平。
・洋平の頬を炎が妖しく照らす。
・寝袋で寝る同級生。
・洋平は何の毛皮か分からないような毛布に包まって寝る。
・「み、水戸君、それ何の毛皮……?」
・洋「ヌーだよ。冷えた身体にはコイツが一番さ以下略」


何かもうこの時点ですでに破綻していますが、私は何と歩いても帰れる距離の街で、このNobodyシリーズを掘り下げたいが為だけに、急遽ホテルをとり一晩中長谷川さんと激論を戦わせました。
ので、中途半端なアレですが、ひとまず続く。
長谷川さん(ブクマから飛べるsofaさんです)の日記読んで、予習しておいて下さい。
ちなみに長谷川さんがアップしてくれたリレー小説は、30分弱でお互いノートに書きなぐりました。
どの辺をどっちが書いたか分かった人はすごい。
余談ですけど、このシリーズの目指す所は「英文をぎこちなく和訳して出版したB級王道サスペンスアクション」です。
なんていうか、私のホームグラウンド。(前科「グリーン・スコーピオン」)

20060817(Thu) 
060815_2339~01.jpg 240×320 15K
エロイムエッサイムエロイムエッサイム汝我を褒めたまえ……。
褒めて欲しいがためだけに、悪魔召還しそうになります。
そうでもしないともう進まない。
これ、再録でもゲスト様でもないです。勿論オール描き下ろし。
比較のために置いたSD27巻の背表紙に、いつかの日記に書いた鼻血のシミが残っているのが何かヤバさに拍車をかけます。
これでまだ途中だって言うんだから、本当に友達に「聞き間違いかと思った」と言われる総ページ数ですよ。
100ページは軽く越してます。
まあページ数があればいいってものでもないのですが、とにかく頑張って描いています。


ご質問頂いたのでお答えします。

Q.寿2006にはサークル参加されますか?

A.します。
今やってる原稿はその日の新刊です。
お休みとって下さるそうで本当に嬉しいです、ありがとうございますね。
当日お会いできるのを楽しみにしています!

20060813(Sun) 
sd135.gif 380×285 48K
方言万博。


夏コミでしたね〜。
今年は申し込みすらしなかったので、久しぶりにコミケに関係ない夏を過ごしました。
暑いの本当にダメなんで、いつも夏コミに参加した時はリアルに目が死んでます。
忘れもしない何年か前の夏コミで(←忘れてる)、搬出に3時間近くかかって死ぬ思いをして以来、参加前はいつも戦々恐々で胃が痛かったんだけど、今年は優雅に造り酒屋で予約しないと食べられないらしい料理を食べました。
でもなんか物足りない気もします。
そういや上記の悪夢の3時間搬出待ちの時、お台場でゴーイング・メリー号に乗る為のチケットを買ってもらってたんですが、搬出待ちの間に船は港をまんまと出港……。
「チケットが勿体無かった」とか「ゴーイング・メリー号に乗れなかった」とかいう単純な思いの他に、「私を置いて船が出航してしまった」「ルフィが待っていてくれなかった」「ゾロに置いてけぼりにされた」「サンジも口添えしてくれなかった」という、なんとも複雑な思いが胸中渦巻いていたのでした。


前回バスケの応援?について書いたら、実際あった応援を教えて下さった方が何人かいらっしゃいました!
ありがとうございます〜。
すごい可愛いのが沢山あって萌えるので、共有財産として記しておきます。
各自妄想に励んでください!

・3Pシュートが決まったら、変声期前の甲高い声の男の子のソロで「ありがとっ!(チャチャチャ:手拍子)ありがとっ(ちゃちゃちゃ)ミラクルシュートをありがとっ!」
・その後むさいベンチの全員で「ありがとーっ!」
・相手のパスをカットして速攻したら 甲高いソロ「一本カットでそれ行けそっこー!」 全員「いっぽんカットでそれいけっそっこー!(二倍速)」
・相手のミスに対して 「ありがとらっき〜っ!」と歌い続ける嫌味なコールもある
・ギャラリーの補欠部員達が普通サイズより2倍程大きなメガホンを持って応援する。
・唯一楽器に近いものは、ラッパとは言いがたいが、そんなような物を使って一生懸命応援に合わせてふいてる。
・クイ〜ンのWE WILL ROCK YOUに合わせて足踏み
・相手チームを小馬鹿にしたような?ファールの応援だったりだとかもある
・普通のシュートが入った時と、3Pのシュートが入った時との応援は違う
・2Pのシュートはシュートを決めた選手の名前で応援する
・3Pはひたすら『ありがとう』だとか『愛してる』だとか
・テンションが上がった時なんかは、ガリガリ君の歌を歌い出したりするらしい
・全国区のチームになると、大太鼓を持ち出すチームが多い

かっわい〜〜〜ん……。(子犬を見たときの表情で)
しかし一般的に相手のミスを喜ぶ応援があるのがバスケの特徴ですね。
野球やサッカーだと聞いた時ないよ。
湘北VS海南戦で武藤がフリーでシュート打った時、湘北ベンチに「落とせーっ!」って祈られてましたけど、あれよりもっとあからさまなんですね、実際。
湘北にもっと大勢の組織化された応援団がいたら(流川親衛隊はいますけど)、ああいう時に「♪ありがとらっき〜ム・ト・ウ!」とかやられてたのかな。
武藤ナイーブ(自意識過剰とも言う)そうだから、気に触っちゃって仕方ないですよそんな応援された日には。
しかしこれSDに当てはめて考えると本当に萌えますね。
りょーちんはよく相手のパスカットするから、りょーちんの応援で一番多いのは「一本カットでそれ行けソッコー!」なのかなあ。
ぎゃー、か、カッコよくないですか!
正に切り込み隊長の名にふさわしいコールじゃないですか。
あと三井は3Pの鬼なので、三井の応援で多いコールは「ありがとう」とか「愛してる」なんですね。
ちょ、洋平、そんな皆の前でそういう事冗談でも言っちゃダメ……!三井が動揺するから……!
でも三井の耳には堀田の野太いがなり声しか届いてなさそうな気もします。
ここぞとばかりに叫ぶ堀田。
三井の時の応援コールはやけに低音そうです。
流川の時は逆に高音。
しかも親衛隊が勝手に作った独自のコール(「コートに舞い散る虹の汗!疾風の貴公子ル・カ・ワ!」「君のシュートは電光石火、コートに降りた最後の天使!」)。
りょーちんに「お前の何がすごいってバスケのセンスとかじゃなくて、ああいう応援聞いても集中力が途切れない所だよ」って遠い目で言われる流川。

20060810(Thu) 
sd134.gif 293×350 14K
牧さんの寝言第2弾。


前回更新した翔陽マンガの歌詞、順番間違えてました\(^o^)/(照れ隠し)
ご指摘頂いて調べてみたら永井と長谷川の順番が違ってた。
こういう勢い命のアレで間違えたら本当にいけないと思う……自分の詰めの甘さに天を仰ぎました。
何かすみません。


甲子園ですね〜!
私野球のルール全然分からないので(結構つい最近まで右中間の事、宇宙間(=バットで打ったボールが飛んでも誰も捕球できない空間の意)だと思ってた)いつも見ませんが、甲子園とかアルプススタンドとか高校球児とかむやみやたらに心踊る単語が多いと思う、高校野球……。
観客がすごい白熱するのも高校野球ならではだと思います。
あんな炎天下の中、ジリジリと焼けつく観客席に座って観戦というのも、高校野球しかないんじゃないですか?
バスケは屋内だし、サッカー(国立?)は冬じゃありませんでしたっけ?
何にせよ観客の観戦状況が一番過酷なのは、夏の高校野球なんじゃないかなーとよく分からないながらも思います。
以前妹の母校が甲子園一歩手前みたいな状況になった時、半ば強制ですごい人数の生徒が応援に借り出された事があったんです。
勿論妹も行きました。何の日焼けの対策もせず。
案の定もうすごい顔色で帰ってきたんですが、数日たったある日妹は「頭のてっぺんが痛い」と言い出しました。
「どうなってるか見て」と言うので見てみたら、てっぺんのつむじの辺りの頭皮が、かさぶたのようになって浮いていました。
断じてフケじゃないんです。
日焼けでそんなんなるなんて、どんだけ炎天下に晒されたんだよ……とゾッとしました。
凶器じゃないですか、夏の陽射し。
でもそういう状況で応援すると、多分もう皆朦朧として集団トランスがかってくるから、勝っても負けてもものすごい応援が白熱するんじゃないかなーと思う。
その点バスケはどうなんでしょうね?
甲子園みたいに吹奏楽の応援はないのかなぁ。
味方の選手が3Pシュート決めた時の音楽とか、オフェンスの時の音楽とかあったらいいなーと思ったのですが、野球と違って多分試合展開がすごい速いから、いちいち音楽流してられないんだな、と気づきました。
自問自答。
でももし吹奏楽の応援があるとしたら、一番充実しているのは王者海南だと思う。
試合前のウォーミングアップの時間、選手を鼓舞するためF1のあの音楽(吹奏楽でやるとものすごいカッコいい)とか演奏すればいいよ。
それでその音楽を背に牧や信長がタップをキメるんですけど、その時三井の脳裏に浮かんだのはスーパーマリオブラザーズだった。
ヒゲの配管工がジャンプしてブロックの器物破損を繰り返すその姿が、何となく牧のタップする姿に重なる三井。
赤木の方がフケてるぞ!!p(`皿´.)q

20060807(Mon) 



俺たち翔陽

最近何故か人恋しくて(そんな夜もある)、色んな絵茶にお邪魔させて頂いてます。
すごく楽しい。
お話してくださった皆さん、ありがとうございます!

20060805(Sat) 
060804_1919~01.jpg 240×320 22K
夏の描写を描くのが好きです。

気がつくと一心不乱に洋平の登場コマにばかりトーンを貼っている。

20060802(Wed) 
sd132.gif 243×450 40K
洋平ほど小粋にニッカーボッカーを履きこなす10代はあわや絶滅寸前かと思う。
洋平が工事現場のオジちゃんたちに可愛がられてたらいいな!


ご質問頂いたのでお答えします。遅くなってすみません。

Q.コピー本の通販はもう不可能なのでしょうか?

A.申し訳ありません、見本誌含めて1冊も残っていないので販売自体を終了しています。
再版の予定は特に今のところ考えていません。
せっかくお問い合わせ下さいましたのにごめんなさい。


えーと話が前後しますが、工事現場でバイトする洋平。
高1でそういう所で働けるのかどうかはよく知りませんが、洋平年ごまかしてバイトとかしそうだなぁ。
パーツの一つ一つだけをとってみると、黒目がちな一重の瞳とか、クレバーそうな額とか、癖のない黒い髪とか、薄い上唇(揺るぎない妄想)とか、発展途上の膝小僧とか、どちらかというと童顔よりのアイテムばかり揃っているような気がするんですが、どうしてこれらをギュッとまとめて形成した水戸洋平という男が、到底高1とは思えないような雰囲気をかもし出しているのかというと、もうそこは1+1は無限の法則ですよ。
無限の住人・水戸洋平。
それで最初洋平は工事現場で働く時、「18です。高校は中退しました」って言ったらいいな。
何の疑問もなくあっさりそれで通ってしまう洋平。
桜木軍団の中ではダントツの童顔で(花道はガタイいいし、口さえ開かなければまず高1とは見られないと思う)、それをネタにからかわれる事もある洋平ですが、そういうコミュニティから抜けて他人から見ると俄然大人びて見えてしまうんじゃないかなぁ。
それで洋平自身も自分が童顔か否かなんてどうでもいい事なので、からかわれても柳のように流すだけだから(あとそういうくだらない事で笑える桜木軍団が洋平は可愛くて大好き)、洋平が実際の所年齢不詳チックな実感は桜木軍団にはないと思う……。
洋平のバイト先に遊びに来ればまた違ってくると思いますが、きっと洋平はみんなに自分のバイト先の話をあまりしないと思うので、来たとしてもせいぜいコンビニくらいのような気がします。

ところで引き続き原稿中です……。
以前長谷川さんが
「だんだん日記の頻度を少なくしていきつつ、一度だけ『原稿のため更新滞ります』とお知らせして、それ以外では原稿関係のことはほとんど匂わせない。そして入稿が済んでから、さりげなく、今度のイベントの新刊を日記でお知らせする。それが理想の原稿日記ライフで、COLOさんは大抵そういう進め方で、それをいいなぁと思っていた」
という意味のことを前言ってくれて、私自身は全然そういう自覚がなかったので嬉しさも倍増で、
「やだ、これからもうそうしよう……!」
と密かに意気込んでいたのですが、なんていうかここまで長時間原稿と向き合っていると描かなくていい進行中のどうでもいいことをついつい書いてしまいたくなります。
書いても書いても終わらない。
本当に終わらないんだよ……。
現時点で描き終わった原稿用紙の束の厚さが、1.5センチを超えました。
まだ増える、ねるねるねるねのような無間地獄。
気がつくと洋平にばかりトーンを貼っています。
そういや原稿中は気がそぞろなので(基本的にいつもそぞろですが)、日記書こうとしてもいまいち上の空で散文的になってしまいます。
以下、散文的に最近考えている妄想。

・狐のあやかし・リョータと幼女アヤちゃんの物語。
・カラスの化身・洋平と三井の話。
・花道&洋平←流川の可能性。
・ホモのロリコン塾講師神さんと中学生信長の話。
・流川の天然ぶり
・洗濯物を干す洋平のイモドリ
・情熱的なタンゴを踊る牧(@ちくび泥棒シリーズ)

いつか機会があったらどれもちゃんと向き合ってみたいです。
特にちくび泥棒。
別方向に心躍る名前変換小説を考えてしまったので、いつかどこかで発表したいなぁ。


そういや全然話は変わりますが、この前リョータのピアスの事を考えていてブルブルしてしまいました。
今はもうピアスは髪形変えるような感覚で浸透しているファッションの一部なので、「ピアスをしている」事自体が何らかのアイデンティティになるとは思えませんが、単行本7巻で洋平がリョータのこと
「ああ、あのピアスの人だろ」
って言ってるシーンを見て、何か雷に打たれたようにズガーンと萌えました。
通じるんですよね、「ピアスの人」で。
リアルタイムで連載していた頃の時代背景を鑑みると、ピアスをしている人が早々いる時代じゃないんですよね。
ましてや高校生でなんて、多分本当に少なかったんだと思う。
そういう時代の「ピアス」になんか物凄いエロスを感じるというか、とてつもない意味を感じます。
単行本6巻辺りの時代(1991年)のリョータのピアスと、単行本21巻辺りの時代(1994年)の岸本のピアスの持ってる意味(というか雰囲気?)も違ってくるだろうし、神奈川と大阪でも違ってくるだろうし。
いつかこれも突き詰めて考えてみたいです。


それからリンクのご報告や、本、サイトの感想など、本当に本当にありがとうございます!
リンクのご報告下さった方はもれなくお気に入りに入れて、足繁く通わせて頂いております。
6月くらいにまたレス期間やりたいなと思っていたのに、気がついたら原稿であわあわしている期間になってしまいました。すみません。
お返事書けなくて心苦しいのですが、どれも本当に本当に嬉しくて何度も読み直しています。
本当にありがとうございますね!

過去ログ 2005年05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2006年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2007年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2008年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2009年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2010年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2011年01月 02月 03月 04月 05月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2012年03月 07月 08月 
2013年03月 
2014年04月 

QLOOKアクセス解析