20060717(Mon)
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| スラダンdeラブコン。
きっと傍から見たら熱狂的なこいけてっぺー君ファンに見えるに違いない……でもきっと私は分類的に言えば藤真と花形ファンなんです……、という言い訳のオーラを纏いながら、上映初日の初回にラブコン見に行ってきました。 いやー……年齢層低かった。 多分ていうか絶対この映画はてっぺー君のてっぺー君によるてっペー君のための映画なので、主な観客もてっぺー君ファンの女子中高生なんですよね。 でもてっぺー君のすごい所は、私の様な「メチャクチャ好きというわけではないけど、決して嫌いではない」というプラマイゼロな層を、上映終了後に溜息つかせながら「ありえないくらいお可愛らしい……」としみじみ呟かせる所にあるような気がします。 本当に、本当にこの人はカッコ可愛い……。 自分が人から見たらどう見えるのか、どの角度でどう動いてどう微笑んだら自分が一番可愛く見えるのか、一部の隙もなく熟知しているよ。 分類的に言えばナリミヤヒロキのカテゴリに属すると思います。 恥ずかしながら普通に目がハートになってしまいました。 個人的に顎と喉のラインがキレイでときめきます。
えーとそれで映画ですが、こう言ったら失礼なんですが開始10分で薄暗い館内、青ざめる二人の大人。(私と長谷川さん) ギャグの手法としてバラエティみたいに、セリフをテロップとして出している事が判明し、 「あぁ……これが2時間近く続くのか……」 と何となく遠い目になってしまったのですが、そこに救世主(と書いてメシアと読む)登場、谷原さんが出てきたらもう今までのアレが嘘のように普通にものすごく面白くなってしまいました。 谷原さんすごい。 谷原さん大好き。 映画終わってからずっとマイティ(@谷原さんの役名、主人公のクラスに途中から赴任してきた副担任)の話ばかりしていました。 ルックスも勿論すごくすごくカッコいいのですが、谷原さんは声がいいです。 あの面映いまでに耳の中へ羽毛を直に突っ込まれたようなウィスパーボイス。 かつ甘い低音。 もし谷原さんの声で「朝ですよ。起きなさい」という目覚まし時計があったら、10人中7人は起きれないと思います。 聞いてるだけで布団へ沈み込んでしまうような低音(いやらしい意味ではなく)が、大スクリーンで響く度に普通に腰砕けでした。 確か「大奥」でお殿様の役をやってらした事もあったと思うので、何かそれも見たくなってきた……。 あんなお殿様最高じゃねーの……。 この映画はてっぺー君と谷原さんあっての映画だと確信しています。
それで肝心要のスラダン変換ですけど、見る前から「主人公の身長高い女の子→花形」「主人公の好きな人で身長低い男の子→藤真」というのは決まっていたのですが、マイティは仙道でいいんじゃないですかということになりました。 藤真と花形の恋の行方に、ちょっかい出しつつも見守るポジション。 しかし非常にびっくりしたのですが、劇中で大谷(てっぺー君)がマイティと3on3のバスケ対決するシーンがあるんですけど、それに至る流れでマイティ(国体経験者)が一人でシュートの自主練している大谷(バスケ部キャプテン)のいるコートへやってくるんですね。 その時颯爽と動く長い足の先は、なんと革靴でした。 素敵な「コツンコツン」という音を響かせてモデルウォークでコートに登場したマイティ。 私のバスケ知識は100%SDによるもので構成されているので、その脳内辞書を紐解くと 「革靴……【名詞】コートにこれを履いて入る事は、万死に値する」 とあるんですけど、え、なに、男前は革靴でコートに入ってもいいんですか…?
あと大谷に恋した小泉(主人公の女の子)ビジョンだと、とにかく大谷がキラキラキラキラ光り輝いていて、大谷自身は勿論、彼が食べている玉子焼きにまでこんぺいとうのような星がポロポロと零れ落ちていくエフェクト付きでした。 クシャミと共に吐き出されるのは、さしずめミルキーウェイ。 花形が藤真をそういう目で見ることはまずないと断言できますけど、多分1年女子や2年女子だとあながちありえない話でもないって言うか、むしろデフォルトっていうか。 すごいこれは参考になりました。 多分1,2年女子は藤真がチェックのパジャマとか着て寝ていると信じて疑ってなさそうですが、そういう思考回路だと確かに星も見えるよなあ。 ちなみに藤真は中学時代のジャージを着て寝ていると思います。 でもなんか普通にときめくシーンも悔しいながら多々ありました。 上の絵でも書きましたが、「身長の高い彼が欲しい!」という小泉の願いをかなえるため、親友のノブ(たまきなみ。どうでもいい余談ですが友達の妹と1字違い。更に余談ですがその友達の妹がオタクらしくて、私はその友達にオタクカミングアウトしてなかったんですけど、その子の家に遊びに行ったら私が以前描かせて頂いた商業アンソロがあって、一人でサザエさんみたいに「んがくっく」と食べてもいないピーナッツを喉に詰まらせそうになりました)が合コンをセッティングします。 確かに背の高いメンツがそろった。 でも「どうよこれ……」的なメンバーに小泉激怒。 しかも男性メンバーの最後の一人が、何故か「背が高い」という条件に当てはまらない大谷で、小泉に「キモイ」と一刀両断された男性メンバーが楽しそうに大谷に 「おお〜い、こっちこっち!」 と手を振っていました。 劇中では一切説明ナシでしたが、そのキモイ(という設定)男たちと大谷って何友達なんでしょうか。 えーとまあそれで合コンが始まるんですが、キモイ男のキモイアプローチにドン引きの小泉。 それで相手の男が席を立った瞬間に、上の絵の様なシーンがあるんです。 か、カッコいい……! 普通に女子中学生と共に、安易にキュン死にした夏2006。 それにしてもてっぺー君のエロかぶりの似合う事似合う事……。 これが正規の帽子のかぶり方なんじゃないかっていくらいしっくりきてました。 ほんっと可愛かった。 ほんっと可愛かったので思わず藤真にもやらせてみましたが、ほんっと似合わないなこの人。 藤真は多分帽子が似合わない。 あと必要以上にダブダブしてる服もきっと似合わない。 前にもチラッと書きましたが、私がSDで二次創作する時は、連載していた当初の時代背景で妄想したいなーっていうのがありまして、だから携帯電話も持たせないし着せる私服も今っぽくなるべくしたくない(でもこれはセンスがないので、今っぽくしたくても出来ないだけですが)んですけど、ラブコン見てて、っていうかてっぺー君見てて、今っぽい服着たSDキャラも絶対可愛いんじゃないかなーと頬を緩ませていました。 でも男子高校生って個人的にダサい方が萌えるという鉄の嗜好があるので、多分これからもこんな方向性で行くと思うんですけど。 いやー……それにしても、何回も言ってますが周りが見事に女子中高生だけでした。 だからっていうかなんていうか、盛り上がるシーンや沸き起こる歓声も若くてキャラキャラしていて可愛かった。 最後の最後でてっペー君が背伸びして主人公にキスするシーンがあったんですけど、斜め後ろの女子中学生が 「もうだめだ」 と呟いていたのが印象的でした。 本当に呟いてた。 もうだめか、そうか。
そして個人的に一番しっくりきたSD変換は、主人公の親友で何かと世話を焼きたがる女の子(ノブ)=高野でした。 散々けしかけるだけけしかけておいて、授けてくれる作戦はザルもいいとこな感じとか、主人公がフラれた時 「よーし計画変更や!明日はリサとノブの食い倒れツアーや。あたし体重も体脂肪も気にせぇへん。明日は食って食って食いまくるでェ!」 というシーンがあるんですが、高野が別に傷ついてもいない花形(@地蔵受け)に向かって一人で熱っぽく語るシーンだと思うと目頭が熱くなりました。 高野、絶対友達がフラれたら、先走って 「少しカッコ悪いけど、髪切るなら付き合うぜ」 って坊主にしてしまうタイプだと思う。 その肝心の友達は勿論髪を切りません。 何か事ある毎に季節外れの花火水張ったバケツ持って……。 あと劇中で小泉のお姉ちゃんがときどき出てくるのですが、ここは当然イモドリ変換で見ました。 花形の部屋に何かとテレビを見に来る妹。
妹「勘違いしないでよネ!あたしの部屋のテレビが壊れてるだけですカラ!そうじゃなきゃだーれがこんなバカアニキの部屋に来るもんですか。あーひょっとしてアニキ、『こいつはビミョウなお年頃だけど、俺をこんなに慕ってるからいわゆる反抗期ってのはスルーかな』とか思ってんじゃないでしょぉね……。ぎぇ〜〜っ。ぺっぺっ。(唾を吐きながら)ちょっともうマジご勘弁〜。(天を仰いで)アニキのそういう平和ボケしたジイシキカジョーな思考回路、あたしもう虫酸が走る!えぇえぇそうよ、あたしはいわゆるビミョウなお年頃ですよ。でもそんないやらしい目で見ないでくれる!?あたし知ってンだから、オトコって満開の花より蕾が好きな生き物なんでショ?確かにあたしはまだ……その……胸だってちっちゃ………ハッ!何言わせてるのよこのスケコマシ変態野郎!もうサイテイ!サイアク! bad!worse!worst!(前日授業で比較級を習った妹)」 形「……テレビはいいのか?」(辞書を片手に振り返って) | | |