俺の眼鏡を超えてゆけ

20060130(Mon) 
真剣にパソコンに負担かけすぎなんじゃないかこれ…というレベルで、下の日記で紹介した
ttp://www5f.biglobe.ne.jp/~flgalka/dl.html
のフラッシュを見まくっています。
比喩でなく50回は1日で見たのですが、40回は泣いた。
しかも私の涙腺が決壊するのは決まって同じところです。
『お前を泣かすものか
この元気な声が聴こえるか この通り全然平気だぞ
濡れた頬の冷たさなど 生涯お前は知らなくていい』
という所です。
何回聞いても、どうクールに装っても、ここで顔を覆って私は泣いてしまう。
ライオンが可哀相で可哀相で私はどうしたらいいのか分からなくなって、どうしたらいいのか分からなくなったのでとりあえずうちの犬にでも優しくしておこうかと思い、先程頬擦りしたら歯をむいて唸られました。
今日1日中、絶えず赤い目をしている私に家族も腫れ物を触るよう。

私はこの歌を歌っている人たちの存在は勿論知っていたのですが、特別どうこうっていうわけではなかったけど、これを期に少し聞いてみようと思いました。
以前私が書いた藤真と花形のマンガで、「『アルペジオ』という曲を思い出しました」というメールを頂いた事があって(ありがとうございました!)、前々から気にはなっていたのでいいきっかけになった。
あと「私も好きなんです」ってメールを今回また沢山(2以上が沢山です)頂いたので、何だか嬉しかったです。
ありがとうございますね!


そう、それでこのフラッシュが素晴らしいのはまず誰よりもBUMPの力なのですが、フラッシュ製作した人もまたとにかくグッジョブだったし、そういう要素が全てあいまって、下にも書きました「もしもこのライオンが牧だったら」「もしもこのライオンが洋平だったら」という妄想が、ロウで固めた鳥の羽根じゃなく超耐熱性セルロース分解酵素で形成された鳥の羽根を持ったイカロスの如く飛び立ってしまいます。
分かりにくい!
つまりXXXXにナイフとか、スピード狂にF1カーとか、ロリコン男に教員免許とか、つまるところ与えたらいけない者に与えてはいけないもの物を与えてしまった感じ。
更に分かりにくい!


●牧の場合

牧がもしこのライオンだったらビジュアル重視です。
牧の鋼の肉体に、風になびく黄金の鬣があって、絶壁で咆哮したりしてるところ想像したら萌えませんか。
何キロ先にも牧の咆哮は響き渡って、生き物は姿が見えなくて例え声だけだったとしても、その王者たる貫禄に恐れおののいてしまうのです。
ちなみに以前似たようなシチュエーションで、何か別のジャンルでこういう動物パロ?をやった時、
「COLOさんは人面犬みたいなのを想像して萌えてるんですか?」
と、きょっとーんとした顔で面と向かって聞かれたことがあり、心の中でずっこけてしまいました。
そんなの怖いだけじゃないですか……!
まぁケースバイケースでまるっきりライオンで想像する事もありますが、なんていうか半獣人というか、ワイルドハーフ(懐かしい)みたいなアレで想像したら萌えるんじゃないですか。
でもまぁ人面犬でもこの際何でもいいですけど……。

えーとそれで神奈川の帝王である牧は、サバンナの帝王でもあるわけです。
でも孤独なの。
捕食者であるが故に友達はできない。
牧自身は外見に似合わずフレンドリーなのに、サバンナの皆はいつ牧に食べられてしまうかと常にビクビクして、遠くで牧の事を見てひそひそ話をしています。
牧はすごく友達がほしい。
だからある日「生きたものを食べなければいいんだ!」と思います。
本当は動物食べないで生きていくのが一番いいんだけど、肉食獣の牧はそういうわけにもいかず、一生懸命一生懸命唸りながら考えたアイデアでした。
それで牧は百獣の王の威厳を棄て、ハイエナやハゲタカ達がつついている死肉を食らいます。
ハイエナやハゲタカはサバンナの中では嫌われ者で、牧も嫌われ者だったのですが種類の違う疎まれ方でした。
牧の場合畏敬の念でという感じだったけど、ハイエナやハゲタカは卑怯でずるがしこく汚い奴らという意味で嫌われていました。
そんな奴らが食い散らかし腐敗の進んだ肉を牧は食べます。
ハイエナは「あれまぁ、百獣の王も地に堕ちたものだね」と草むらの中で哂い、ハゲタカは木の上から「ようこそ!我らの国へ!」と囃し立てました。
でも牧は黙って黙々と死肉を食らいます。
その姿からは、それでも何故か神々しいものさえ感じるのでした。

それでも友達ができない牧。
牧は自分ではニッコリ笑ったつもりでも、その口は動物たちを飲み込む為にとても大きく裂けていて、その牙は動物たちをしとめる為にとても鋭く尖っています。
でも牧はそれに気づかない。
池の水面に自分を映し、今日も一生懸命笑顔の練習をします。
サバンナの皆を怖がらせないように。
一緒に楽しく話ができるように。
そうだ、キャンプファイヤーもしたい。
皆で炎を囲んで輪になって踊ろう。
そうしたらきっと楽しい。
牧は今日も笑顔の練習をします。

だけども友達のできない牧。
牧はいい事を考えました。
変装をするのです。
ゼブラの変装をして、ゼブラの群れに入れば、友達ができるかもしれない!
牧は白い砂がある所で、大きい身体をごろんごろんとその地面にこすり付けました。
砂は砂利を含んでいたので身体は少し痛かったけど、それでも牧は変装のためにくまなく身体をこすり付けました。
身体が白くなりました。
今度は黒い草が生えている地帯に行きました。
その草は触ると黒い粉がつく草なのですが、少しチクチクする草です。
でも牧は身体をこすり付けました。
白と黒の縞模様ができました。
それで意気揚々とゼブラの群れに足取り軽く近づいていきました。
しかしゼブラは甲高い悲鳴をあげて、蜘蛛の子散らすように逃げていきました。
ぽつんと取り残される、縞模様になった牧。
何がいけないんだろうか……。
誰かに答えてほしかったけど、答えてくれる友達はいません。


という前提を踏まえて、橋の向こうで出会ったヤツ(タンポポ)を友達だと思い込む牧、というのを考えて一人で泣きじゃくっていました。
フラッシュ見て泣いてるのか自分の妄想で泣いているのか、境界線が最早あやふやです。
牧が可哀相で可哀相で……。
いくら友達ほしいからってタンポポて!せめて昆虫……!
牧が不憫でなんかもう……。
でもタンポポと友情育む牧の図を考えると、やっぱり胸が締め付けられるような感じです。
大きな身体を丸めて、タンポポを強い風から守るようによりそう牧。
牧…………!(頭抱えて)



洋平がこのライオンだったらも書こうと思っていたのに、フラッシュ同時進行で見て泣きながら打っていたのでなんか疲れてしまいました。(器用な疲れ方)
洋平バージョンは後日書きます。多分。

こんなに泣いた日、いつぶりだろう。
本当にいい曲ですねー、あーもう花形に電話したい。
花形に電話して一方的に泣きながら感動を語りたい。
3時間くらいの長電話に付き合わせたい。


そしてどうでもいい余談ですが、貴重な日曜日に泣いてばっかりいたのでやろうと思っていた事が終わりませんでした。

20060129(Sun) 
私は衝動で日記を書いた事が今までで1度もないんですけど、今日がその初めての日になりそうです。
人様のサイトで紹介されていて、何気なく飛んでみたら顔の皮がむける位(風呂上りの敏感肌で化粧水もすぐ流れ……)泣きじゃくってしまいました。
さっきもベッドに突っ伏して、一人でずっとタオルに顔うずめて泣いていた。
2時間前に見たんですけど、今もまだ涙で前が見えません。(悲しいことにいい年して実話です)
フラッシュで、ここまで、ここまで…………。
何も言わない、とりあえず見てください。

ttp://www5f.biglobe.ne.jp/~flgalka/dl.html


このライオンが牧だったら、と考えてつい先程また号泣。

(追記)
上の日記アップしてから約1時間経ってるんですけど、その間延々このフラッシュ見て、今度はこのライオンが洋平だったら、と考えてまた号泣。ずっと泣いてます。イモドリだよ。タンポポは妹だよ。
ていうかそろそろ泣き疲れて眠くなってきたので寝ます、ていくつだ私。

20060127(Fri) 
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洋三。

洋平がいると、画面が黒くなって書き込んだような錯覚に陥れるから好きです。

20060126(Thu) 
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現時点での完成原稿の厚み。

ちょっと分かりにくいかと思いますが、真ん中らへんにある一番上の黄ばんだ紙っぽい物、これは比較のために置いたSD単行本9巻の裏返した背表紙です。
次の白い物、これが書きあがった原稿です。
一番下の薄茶色は原稿乾かすのに使っている無印の棚です。

この厚さの原稿は全部10月から少しずつ書き溜めたマンガです。
まだ増える予定。ギリギリまで頑張る。死ぬ気でやる。

しかしこの画像からは「頑張って原稿しているんですよ」という近況報告というよりも、黄ばんだ単行本の背表紙から私のSDに対する怨念が年月を通じてありありとモニターを侵食するサマと、私の部屋にかかっているカーテンが想像を絶するほど素でダサイ(写すつもりはなく今気づいた)ということが判明しただけのような気がしてきました。

20060125(Wed)  ご協力お願いいたします(追記)
はてなやヤフーのブックマークシステム(つまり検索に引っかかってしまう原因を作るオンラインブクマシステム)へ、当サイトを登録するのはご遠慮願います。
特にはてなは悪質で本当に困っているので……。
キツイこと言って申し訳ないですが、早急に解除をお願いいたします。

(追記)
「ヤフーのブックマークシステムとはお気に入りのことですか?」というご質問を頂きましたのでお答えします。
ヤフーでIDというものを取得できますよね。フリーのメールアドレスやメッセンジャー、オークション等をする時に必要な英数字のものです。
それを取得するとヤフージャパンのトップの右の方にある個人ツールが使用できます。
その中にブックマークというオンラインでお気に入りを表示できるものがあるのですが、これに当サイトの登録はしないでください、という意味です。
検索避けをされているサイトなら、うちだけでなくどこもノーサンキューという感じだと思います。喜ぶサイトはまずない。何故ならここに登録されるとせっかく検索除けしてもヤフーに拾われてしまうからです。

ご自分のPCのお気に入りに入れていただけるのは大歓迎です。すごく嬉しいです。

ていうか本来好意的にブクマして頂けるのであればどんな場合でも喜ぶべきなんですけど、サイト運営スタンスとしてなるべく潜っていたいというのがありまして、こうして口やかましい事言って本当に申し訳ないと思っています。
ごめんなさい。
でもご理解ご協力頂けると幸いです。

20060122(Sun) 
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唐突ですが、やっぱり『仮面舞踏会』の洋平っていいと思うんですよね。(紅茶の美味しい喫茶店でティースプーンかき回しながら)
先日もCITY HUNTER(ジャンプ辞書入れてるからこれさえも一発変換でなんと心地よい事よ……)は水戸洋平でいいと思うというような事を書きましたが、どう考えてもこの人選は間違っていないような気がするんです。
というわけで、洋平がCITY HUNTERのアニメのオープニングを考えてみました。
曲はやっぱり『仮面舞踏会』です。
この曲ご存じない方はいまいち分からなくて申し訳ないのですが、こちらを参考にしつつ薄笑いでこんな私を見守ってください(^_-)-☆


●「♪tonight ya-ya-ya-ya-ya-ya-」

何か暗闇みたいな所を洋平が走っている。はためくスカジャン。夜叉の刺繍。

●「♪tear!」

悪者にパンチだ!

●「♪tonight ya-ya-ya-ya-ya-ya-」

走って高い塀を飛び越える。

●「♪tear!」

どこかに向かって銃を撃つ洋平。その弾がクローズアップされ、どこかの窓ガラスを貫通する。ひび割れたガラスの窓。それを背景に『CITY HUNTER』のロゴ。

●「♪SHYな言い訳 仮面で隠して」

何かの任務で舞踏会へ潜入捜査しているらしい洋平。タキシードに仮面を付けて。一人の女性の下へ行くために颯爽とホールを横切る。洋平に気づくと女性は泣きそうな顔でこっちを見ている。洋平は唇に人差し指を当てるジェスチャー。

●「♪踊ろ踊ろ かりそめの一夜を」

背後に忍び寄る大富豪の手下の黒スーツ(+サングラス着用)共。囲まれる洋平。不敵に笑いタイを緩める。悲鳴をあげる女性。

●「♪きっとお前も悩める聖母(マドンナ)」

手下どもを瞬殺した洋平、囚われのお嬢様の手を取って駆け出す。大乱闘によって割れたグラスやシャンデリアが、キラキラと二人の上に降り注ぐ。つんのめるように手を引かれて走るお嬢様。洋平をすがるように見上げる。洋平は振り返らない。

●「♪棄てな棄てなまじなプライドを今は」

サーチライトで照らされる洋平とお嬢様。黒幕らしき悪者のシルエット。眩しそうに顔の前で手をかざす洋平。いきなり何故か頭の所で腕をクロスした構えの洋平が派手にどこかのガラスを突き破るアクション。

●「♪迷い込んだイリュージュン 時を止めた楽園」

土砂降りのコンクリートジャングルを、傘も差さずに彷徨う傷を負った洋平。肩から血がにじみ、その肩を自分で押さえながらよろけるようにして歩く。とうとうビルとビルの間の所でうずくまる。壁に寄りかかるようにしてしゃがみこむ洋平。空を見上げると洋平を叩きつけるかのように強い雨が。目をつぶる洋平。

●「♪むきに眉をひそめても こころうらはら」

懐からロケットタイプのペンダント(…………)を取り出す洋平。それを開けると中にはとある女性(さっきのお嬢様とはまた別の人)が控えめに微笑む姿が。ここからいきなり洋平の過去の回想になる。その女性が何者かに捕らえられ、洋平に助けを求め洋平もそれに応じようとするが力及ばずヘリで連れ去られてしまう。洋平の辛い過去を暗示させる流れ。

●「♪こんなにも感じているじゃないか」

このクソみてぇな掃溜めの街、オレは独りで生きてくために何だってした……みたいな洋平の顔。相変わらずビルの谷間で雨に打たれている。が、ふと子犬が無防備に座り込んだ洋平に近寄ってくる。濡れた瞳で洋平を見上げる子犬。洋平もやさしい顔になる。そっと耳の後ろを撫でてあげると、もっともっとと身体をこすり付けてくる子犬。ふと、決意を決めた漢の顔になる洋平。手にしていたロケットペンダントを首からさげる。そのペンダントヘッドにキスをする。

●「♪Wake up! Desire 好きさお前が」

二丁拳銃(!)の洋平。悪者のアジトに乗り込んで大暴れ。

●「♪Light up! Your fire 好きさ死ぬ程」

斜めになったワイヤーに金具引っ掛けて滑り降りるように銃乱射する洋平。しかし機関銃を持った複数の敵にまた囲まれる。多勢に無勢。洋平ピンチ!

●「♪めくるめくってくれ」

頭上でヘリの音。空気が振るえ、服がはためく。そのヘリに乗っている奴らは新たなる敵?それとも。。。。。

●「♪プリーズ プリーズ プリーズ」

最初のプリーズで野間と大楠がヘリから飛び降りる。次のプリーズで花道が。不敵な笑みの花道。野間と大楠も苦笑しながら「水臭ェジャン?」っぽい感じ。最後のプリーズで高宮が。でも着地に失敗。ギャグ担当。

●「♪Wake up! Desire (I want you,No,No,No)」

背中合わせで敵と戦う花道と洋平。手のつけられない強さに敵もなす術なし。

●「♪Light up! Your fire (I love you,No,No,No)」

バズーカぶっ放す高宮。手榴弾のピンを口で抜く大楠。ダイナマイトの導火線にくわえタバコで着火する野間。

●「♪ゆれて魔性のリズム」

大爆発で壊滅する敵のアジトをバックに、5人がその場を去る黒いシルエットがゆらゆらと。この番組はマルボロとハーレーダビットソンの提供でお送りします。(←洋平の声のナレーション)


ところで私はトーンを貼った方が賢明だと思います。



あ、そうだ。
こんな所で失礼しますが。
I様、URLありがとうございました!
例のブツは通販で早々に買っていたのですが、それ以外のはどういうものがあるかも知らなかったので、あるだろうなぁ……でもどんなのかを調べる術はないなぁと半ば諦めていたので、I様のご厚意本当に嬉しかったです。
ありがとうございます!

20060119(Thu)  アンケートのご協力ありがとうございました
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言うの忘れてました。
本についてのアンケートのご協力、本当にありがとうございました!
参考にさせて頂きます。

通販を実施するか否か迷っていたのですが、イベントが終わってからになってしまいますけどやる方向で決心できました。
お一人お一人にお手紙書いたり梱包したりの作業は実は絵を描くより好きなので、そういう方向で二の足踏んでいたわけではなくて、ただ単に小為替での通販しかお受けできないのと、説明のページを作るのがめんどくさかったから迷っていたんですけど、頑張って作ろうと思います。
ありがとうございます。


それから先日SDでは初めて人様のお宅の絵茶に参加させて頂いたんですけど、すごい楽しかったです!
洋平がいかに、いかに、いかにイイ男であるかをお話できてすごく嬉しかった。
底なし沼な水戸洋平。こわい。でも好き。

20060118(Wed) 
日曜はヤベさんと遊んでもらいました。

メイド狩りしに秋葉原へ行ってきましたが、悲しいかなティッシュ配っているメイドさんにはことごとく無視されました。
渋谷は当然アウェーですが、自分のホームと信じて疑わなかった秋葉原でさえ故郷とは呼べないあの疎外感。
SDの同人誌を求めて入った同人誌古書店でも、出迎えてくれるのは白濁にまみれ触手で絡め取られたメイドやら巫女やらの表紙でした。
秋葉原は確かに男のオタクが多いかもしれない。
でも、少しくらいコーナー設けてくれたっていいじゃない……。
男の人が群がり変な熱気がある店内の片隅で、女二人で棚に隠れて歯軋りです。
どーでもいいけど、私この店内で先を急ぐ男性に突き飛ばされました。
ごめん、三次元で……。
ちなみに学習能力がやや低い私らは、「秋葉原には女性向け同人誌古書店がない」と薄々勘付いていながらも、合計で3件の専門店をハシゴしました。
やるじゃんなかなかやるじゃん、やるじゃん俺等。


それで私はこの日唐突に、
「洋平は結婚したらきちんと左手の薬指に指輪はめてくれるタイプかもしれない……」
と照れ出したりして(今思えば私この時、普通に頭かきながら言っていたような気がする)、ヤベさんのスルースキルを上げさせていたのですが、個人的一番の萌爆弾はカラオケに行った時の同じく私の独り言、「洋平が仮面舞踏会だったらどうしよう……」です。
ここから色々曼荼羅のように広がっていったので。
この文法が基本的に間違った妄想は瞬く間に肥大化し、即座にヤベさんにも意見を求めたのですが、ヤベさんの日記にもあるように「うん?(?v?)」みたいな反応を貰いました。

C「いやだから『仮面舞踏会』だよ。すごいカッコいいよ。黒とか白とかのタキシード着てリーゼントの洋平が、めくるめくって魔性のリズム」
ヤ「落ち着いて。だって小年隊だよ?カッコいいの?」
C「カッコいいよ!洋平だもの!(あいだみつお風)」
ヤ「えーだっていっそX・T・C…………」
C「カッコいいよ!」
ヤ「こんなだよ?」(ここで何とヤベさんは『いっそX・T・C』の所の振り付けを踊ってくれた)
C「カッコいいじゃん!!洋平が!」

いまいち腑に落ちない顔をするヤベさん。
でも彼女は思いもよらなかったでしょう…………、後にこの設定で胸焼けするほどの萌えを味わう事になろうとは…………。(回顧録)

いやーしかし洋平が仮面舞踏会って本当に想像するだに悶えます。
SDっていつまでたっても古くならないから色々と現代に当てはめて考えてしまいがちなんですけど、個人的に連載していた当時の風俗事情で捏造したいなぁと思っているんですね。
だからSDの子たちに携帯電話とかは極力持たせないようにしています。(あくまで私は、って話なので、他の方が現代風にアレンジ?しているのを読むのは何の違和感も抵抗感もありません)
リアルタイムで連載されていた頃幽白とかもそうだったし、リーゼントや短ランがカッコいい不良のアイテムだったんでしょうか。
だからというかなんというか、洋平には一昔前のアレ(どれ)が絶対似合うと思うんです。
よって仮面舞踏会も似合うと思うんです。
「聖母」と書いて「マドンナ」と読むみたいなセンスが、洋平様に震えが来るほどぴったりじゃないですか……!
「ムキに眉をひそめても こころうらはら こんなにも感じているじゃないか」とか洋平様に言われたら、金切り声でペンライト振りながら合いの手入れてしまいます。
Wake up!Desire・・・好きさあなたが。(遠い目)
ていうかもうこの歌、洋平が主人公のアニメの主題歌でいいんじゃないですかね。
コンクリートジャングルをサバイブする狙撃手みたいなストーリーの。
ていうか洋平がCITY HUNTERでいいよ、もう。
毎回毎回美女が洋平に無理難題を依頼してきて、華麗にそれを解決し、最後の方では皆美女が洋平に惚れてしまうみたいな話。
第1話では洋平の紹介を兼ねて、とあるバーに立ち寄った洋平が顔見知りのバーテンに不思議なカクテルを出されます。

女「わぁ……綺麗な色のカクテル……」
バ「これは店のおごりだよ、洋ちゃん」
洋「やれやれ……、来た早々……」(軽く溜息)
バ「頼むよ洋ちゃん」
女「?」
洋「お姉さん、このカクテルの名は『X・T・C』。合図なんだ」
女「合図……?」
洋「大掃除の……ね」(リボルバーを革ジャンの懐から覗かせながら)

みたいな。
ていうかもう私の中でこの歌に合わせてアニメのOPが流れています。
最初の「♪ya-ya-ya-ya-ya-ya-」って所で洋平が走っている。
「♪tear!」って所で悪者にキック。
次の「♪ya-ya-ya-ya-ya-ya-」って所でガードレールを飛び越える。
「♪tear!」で銃を撃つ。
みたいな。
うん。


えーまぁそんなこんなでヤベさんとやけに広くて綺麗な個室で鍋をつついたりしました。
何か本当に「やけに」という感じだったので、脳裏に「黒皮の手帳」というドラマで※倉涼子(銀座のホステス役)が言っていた「席についたら5万円……(銀座は)」というセリフが何度もリフレインしました。
思わず財布の中身を確認。
料理もすごくすごく美味しかったです!
また行きたい!
特に美味しかったのが鶏つくねと京野菜のしゃぶしゃぶで、思わず意味もなく写メっておきました。



美味しかった〜〜。
それで個室なのをいい事に、私は机に突っ伏したりヤベさんは畳に寝っ転がりという常軌を逸した寛ぎっぷりで考えた話が、牧と洋平の怪盗物語です。



こんな感じでノート10Pくらい埋まってます。
私は洋平にタキシードを着せたりつなぎを着せたりバーテンの格好(のままインカム付けてヘリまで操縦する洋平様)をさせたりと、
「この話はCOLOさんの考える『とにかくカッコいいあんな洋平こんな洋平』が透けて見える」
とヤベさん曰く言うような感じで、神輿のように絶えず洋平をかつぎあげっぱなしだったのですが、牧にはスパッツやサマーニットを着せたがっていました。
キャッツアイがモデルなので。
それでヤベさんが牧のキャラデザ(右ページの右端)を考えてくれたのですが、上半身裸でスカーフを巻いた牧のいでたちを見て、

ヤ「乳首がすれて痛いのだが」

と真顔でアテレコ?したので、もうダンゴ虫のように丸まって涙が出るほど笑ってしまいました。
死ぬかと思った。
この怪盗物語の『ちくび泥棒』というタイトルはそれが由来です。
しかも油断していると結構イイ話になります、これ。
3時間くらいかけて4話くらいまでのサブタイトルとプロットを考えました。
が、発表する機会は永遠になさそうです。
収拾つかないんだもん、マジで。
でもやっているときは本気で(今も本気といえば本気なのですが)、あんなに長時間居座っても居酒屋だけでは物足りない、場所を移して第2ラウンドだとなり、店を出たらこの冬初めての雪が……。
傘持ってないオタク二人は呆然。
でもまだ帰らない。
場所変えてコーヒー飲みながらまだこの話を練っていたのですが、いきなり店内には厳かな「蛍の光」が流れ始めました。
閉店だそうです。
居酒屋でも閉店まで居座り、こっちでも閉店まで居座ってしまいました。
そう、余談ですが居酒屋でも多分最後の客だった。
そして誰もいなくなった……みたいな店内を見て、ヤベさんは呟きました。
「成る程ね」
カッコいい。

20060114(Sat) 
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修羅のようにカッコいい洋平様シリーズ。
ボタンの位置が逆ですがそこは上手くアレしてください。

『哭きの竜』という有名麻雀漫画の名セリフを洋平様が言ったらやっぱり決まるんじゃないですか?という絵。
例によって例の如く『哭きの竜』は未読です。
ちなみに麻雀のルールもこれっぽっちも分かっていないので、とりあえずそれらしく洋平の前に牌を並べてみましたが、きっと数が圧倒的に足りないと思う。
よく分からないけど2列とかになっているんじゃないかとも思う。
そしてやっぱり私は言わなければ気づかない人もいたであろう事を、どうしても言ってしまう性分なんだと思う。


唐突ですが、洋平って麻雀激強だと思います。
洋平の勝負強さは運をも引き寄せるタイプのもので、しかもポーカーフェイスなのにくわえて心理戦にも長けています。
駆け引きが上手いというか。
元々の実力にプラスアルファされるものも大きい。
最強というより最凶です。
ただこの事実を知っている人はあまりいません。
桜木軍団でさえあまり知らないといい。
何故なら私の中で高校生男子は妖精なので、麻雀なんかしないからです。(アイドルはトイレ行かないと言い張る女子中学生の様な澄んだ目で)
SDの子たちはお泊り会(この響き!)しても絶対お酒とか飲みませんよ。
オレンジジュースとメロンソーダで乾杯ですよ。
暇をもてあましたら○×で時間をつぶします。
横断歩道?白い所以外歩いたらサメに食われるね!
ぶったらブタに〜よっく似てる〜。
……もう自分で書いていて、これは妖精というより小学生だよという感じですが、とにかく不良というカテゴリに分類されるであろう桜木軍団でさえ、遊びの選択肢に麻雀は入っていません。
やるのは「ドンジャラ」です。(真顔)

というわけで、洋平のお家で桜木軍団がドンジャラすればいいなーと思います。
ドラえもんのドンジャラ。
ちなみにドンジャラも4人でやるもの(ですよね?よく分からない)ですが、メンバーは洋平、大楠、野間、高宮の4人です。
花道はドンジャラのルールがいつまで経っても覚えられないので、4人がドンジャラ始めてしまうと不機嫌になって、一人でそこら辺にある新聞紙の写真に写っている政治家にヒゲや鼻毛を落書きして遊んでいます。
イモドリ的には、その花道と一緒にねっ転がって落書きに勤しみたい!
それで洋平がドンジャラ強いか否かですが、麻雀強いくせにドンジャラ弱かったら萌えるので弱いのがいいと思います。
何で弱いかというと、麻雀の役や点数などは覚えられるのに、ドンジャラのはいまいち覚えられないからです。
何故なら洋平にはジャイアンとのび太、ドラミちゃんとしずかちゃんの区別がつかないからです。(「え、だってこれ両方女だろ?」)
高宮が一番強くてニヤニヤしながら牌(というのか、ドンジャラでも)をかき混ぜて、洋平はリーゼントの頭わしゃわしゃかき回しながら
「くそ、アニメ絵わかんねーよ!」
って言ってたらいいな〜。
洋平の中ではアニメは全部一くくり。
ちなみにイモドリ的余談ですが、洋平と妹が小さい時、妹が一生懸命お絵かき帳に女の子の絵を沢山描いてると、洋平(中1希望)が上から覗き込んできて
「まーたお人形さん描いてんのか?」
と言ったらいいと思う、ていうか言われたいんですすみません。(迷走する萌え)
妹の中ではお絵かき帳に描いてる絵は一つ一つ設定があって、お姫様だったり高校生だったりアイドルだったりと全部別人なので心外なのですが、洋平はアニメの区別がつかないのと同じでこっちもひとくくりに「お人形さん」と言ってしまうと萌えてしまうのでかなりいいと思います。
あと洋平は壊滅的に絵が下手だったら可愛いな!

妹「お人形さんじゃないよ!見ないで!」(身体で自由帳を隠しながら)
洋「ははは、そーですか」
妹「じゃぁお兄ちゃん描いてよ、ほら!」
洋「…………やだよ」
妹「描いてよ!」(エンピツ洋平に突き出して)
洋「…………悪かったって」

その後ご機嫌損ねた妹に何度もお絵かきを強制され、渋々洋平は猫の絵を描きますが、洋平画伯という名にふさわしい出来です。
猫なのになんか笑ってる絵。
しかも絵で描く時の簡略化された人間の鼻みたいに、猫の鼻が平仮名の「く」の字みたくなっています。
妹大爆笑。
バツが悪そうな洋平。
洋平は花道より絵が下手だといい!
花道は画力不足を勢いでカバーするところがあるのですが(「子どもらしいいい絵ですね」と小学生の時はよく評価されてたらいいな!)、洋平の絵はその勢いも決定的にない、画用紙の隅にぼんやり描くような絵なので図画工作の工作はメチャクチャ得意なのに、図画が足を引っ張って図工の成績普通だったら萌えです。

えーと話は麻雀に戻りますが、今頭上に豆電球が光るが如くハッとしてしまいましたけど、コタツで麻雀(もうドンジャラでも何でもいい)やると4人だから正方形のテーブルでそれぞれの辺に一人ずつ座りますが、洋平の隣、つまり同じ辺に座って麻雀のルール教えてくれたりなんかしたら、私もうインフルエンザにかかってもいい……!(顔を覆って)
ていうか書いててもうなんかよく分からない。
自分で言うのもなんですが、すごくスタンダードなイモドリだと思います、これ。
やっば〜、初心に帰ってしまったぜ……。
ピザまんとかカスタードまんとかばっかり食べていて、久しぶりに食べたあんまんの美味しさにびっくりしている感じです、今。



そういやドラえもんのドンジャラで思い出しましたが、この前ヤベさんと牧がドラえもんで洋平がドラミちゃんのダブルパロを考えたんでした。
ヤベさんは牧の話がしたい。
私は洋平の話がしたい。
そこで私は妥協点を見出しました。

C「じゃあ洋平がドラミちゃんね」
ヤ「じゃあってなんだよ!」

以下その時私が考えたマキえもんとミトえもん。


・マキえもんは信長のお家に居候している。
・信長はいつも先輩の神さんに上手い事言いくるめられている。
・神「信長、この50円玉は一見ただの50円玉なんだけど、これは裏と表が普通の50円玉とは逆の50円玉なんだ。本当は500円の価値があるんだよ。でもオレは信長が可愛いから、今日は特別に、信長には特別に200円で譲ってあげる」
・清「え、マジすか!マキえもん、200円貸して!」
・ここでマキえもん、颯爽と登場。
・牧「千円持ってきたぞ!これでその50円玉をくれ!」
・神「まいどあり」
・洋「おいおい、感心しないねおたくら」
・どこかぬけているマキえもんを助けに、ちょくちょく未来からやってくるミトえもん。
・タイムマシーンはラッキーストライクの形。(ドラミちゃんのタイムマシーンは、兄のそれより随分高性能でチューリップの形をしているオシャレなものだった、確か)
・何とか神さんから二人揃って千円巻き上げられそうになっている所を助けてくれるミトえもん。
・役に立たないマキえもんに呆れるミトえもん。
・洋「おたくさ、こいつ(信長を親指でさして)の家にいる意味あんの?」
・牧「あるさ、ほら」
・マキえもんはおなかのポケットから不思議なクレヨンを取り出し、空に向かって7色のそれを走らせるときれいな虹が現れました。
・清「すっげー!すっげーよ、牧さん!!」
・洋「ハ、敵わねーな(タバコ吸いながら)。コイツのこんな笑顔、オレには引き出せねぇ。あんたにしか出来ないな、これは。ま、オレは未来に帰るわ」
・牧「また来い!一緒におうどん食べよう!」

〜HAPPY END・・・〜

という話を10分で作ったら、ヤベさんがタイトルを考えてくれました。

タイトル『おうどん』。

すごいシュールな作風です。

ちなみにここに載っていないけど考えた設定。

・牧の道具は具体的に何かを解決するものは何一つない。
・逆に洋平は具体的なものしかない。
・精神的なマキえもん、物質的なミトえもん。
・相反する二人のネコ型ロボット。
・その狭間で信長より多くのものを学び取りちゃっかり成長する神さん。
・ちなみにジャイアンが藤真で、しずかちゃんが花形。
・年がら年中お風呂入ってる花形。




えーとメルフォからご質問頂いたのですが。

Q.10月14日の日記で洋平にボコられる不良の名前がマーシーでした。COLOさんはハイロウズお好きなようですが、マーシーはそうでもないのでしょうか?

A.マーシー好きです。あの誰にも真似できない、したところでゴージャスなホームレスになりそうなファッションセンス込みで、彼の才能は日本の宝だと思っています。
ていうか言われて初めて、そっちのマーシーととられる可能性が俄然高い事に気づきました。
私ブル〜ハ〜ツ大好きで、ハイロウ図も勿論大好きなんですけど、音楽というか曲に並々ならぬ思い入れはあるんですけど、歌っているご本人方に対して深く考えた事がなかったので「マーシー=真島様」には考えが及びませんでした。不覚!
ちなみに私がこの時、洋平にボコられる不良をマーシーと名づけて誰を想定していたかというと、「ミニにタコ」という人生を棒に振るレベルのギャグを考えた人でした。
ていうかマーシーって言われてこっちを連想する方が少ないよなー、すみません。
まぁ考えてはいましたが、別に具体的に誰というわけではいつも基本的にないんです。
フィーリングで読んで頂ければ。
不良って可愛いあだ名付け合って呼ぶよね、というのが一番の根底にあったあれなので。
分かりにくくてすみません!


いつも感想など本当にどうもありがとうございます!
どれも嬉しくニヤニヤしながら拝見しておりますよ。
本についてのアンケートも、ご協力下さって本当にありがとうございますね。
少しでも皆さんに気に入って頂けるような本が作れるように、今一生懸命描いてます。
描いても描いても終わりません……。(遠目)

20060111(Wed) 
sd69.gif 234×350 23K
朝の6時半に駅に向かう道を歩いていたら、道端にバナナが1本ぽつんと落ちていました。
ボケろと?ここでボケろと?
ヘルメットに蝶ネクタイの男が、看板持ってカメラと一緒にビルの影から飛び出してくるのかと辺りを見回してしまいましたが、当然そんなはずもなく。

あーおしい。
皮だけだったらやれたんだがな?(指をポキポキならしながら)

20060109(Mon)  アンケートについて
dog2.jpg 120×160 8K
漫画の古典的表現があながち間違いでなかった瞬間。


本についてのアンケート早速お答え下さった皆さん、本当にありがとうございます。
このアンケートはメールで送信されてきて、その後私が分かりやすいように手動でフォルダに分類しているのですが、別にメールを頂いているわけではない、アンケートにご協力頂いているのだと分かってはいても、ネット人生で初めて1日で100件以上メールを頂いてなんか……嬉しかったです。
なんか……ありがとうございます。
いつもはそんなにメール貰わないし、送信者が寂しい人妻真由美とかでもうっかり嬉しくなってしまうような人間なので、勝手に嬉しくなってしまいました。
迷惑メールも逐一読みます。
真由美、寂しいんだ……と思いながら。


えーとそれで今更追記なので本当に申し訳ないのですが。
通販について。
もし通販をやるとしたら、郵便振替じゃなくて小為替の通販になります。
もう投票頂いて、
「え?郵便振替じゃないの?じゃぁいらないよ、めんどくさいよ」
という方がいらっしゃるかと思いますが、別にそのままスルーして下さって結構です。当たり前なんですが。
今後アンケートしようと思っていて、通販に投票しようという方は、この事を頭の隅にでも置いていただけると助かります。

もう言葉足らずで申し訳ありません……。

20060108(Sun)  アンケート設置しました
トップにアンケート設置しました。
ご協力頂けますとすごく嬉しいです。


6日にこのサイト開設してから初めて予告してチャットしました。
遊んで下さった皆さん、本当にありがとうございました!
これからしばらく忙しくなってしまうので、きちんと予告してからのチャット設置は当分考えていません。(発作的に設置する事はひょっとしたらあるかもしれませんけど……)
だから一人で勝手に数回分楽しんだつもりです。
入れ代わり立ち代わり色んな方が遊んで下さって、すごく面白かったです。
本当にありがとうございました!

とにかく「今私は管理人だからいいけど、もし私が管理人じゃなかったらさぞかし参加しにくいだろうなぁ……」というチャットで申し訳ありませんでした。
もう坂道滑走する自転車の中学生男子のような速度で目まぐるしく変わる話題。
何話したのかもうあんまり覚えていません。
確か最初は好きなキャラの好きなセリフとか無難に話していたのですが、話が我らが洋平様に及んだ辺りで私の導火線に火が付きました。
極端に短い私の洋平導火線。
以下おぼろげなあんな夢こんな夢。

・いかがわしーもん売ってる寂れた駅前の本屋店員洋平ドリーム。(ヒロインは小学生)
・Vシネの帝王洋平。
・石原プロの兄貴分な洋平。
・喧嘩だ祭りだ洋平だ。
・的屋の洋平、小さい子にはオマケをするの巻。
・飴細工職人の洋平、「おじちゃんってもしかして魔法使い?」
・洋平の唇から祭囃子が聞こえる。。。〜ひょっとこの面から現れたのは修羅〜
・黄金の指を持つ伝説のスリ水戸洋平、養っている孤児院の子どもが悪党の三井にさらわれ危機一髪。
・寿と洋平で『青春デストロイ』学ランで踊る二人。寿は凄まじい腰のグラインドとキレのあるダンスを披露し、洋平はひたすら気だるげに。「♪地元じゃ負け知らず、そうだろ」と言う寿に内心苦笑しつつあくまでポーカーフェイスの洋平様。
・時空警察水戸洋平、冤罪のオレ、三井寿を救うために現代へやってきたヤァヤァヤァ!任務終了後は未来へ帰還しないといけないだってぇ!?ちょ、おい、オレそんなの聞いてねーって。まだちゃんとお礼も………………―――――初めてのキス。。。それは切ない別れの味.....


みたいな感じのチャットでした。
トピックだけでこんなもので(しかも私が覚えていないだけできっともっとある)、更にチャットではかなりこれらに肉付けしあっていたので、チャットは各駅停車で運行すべきなのにうっかり快速になってしまいました。
いやーでもすごい楽しかったです。
遊んでくださった方、ありがとうございました!
バスケットマンの弟さんがいらっしゃる方や、日本舞踊を習った事がある猛者もいて貴重な話が沢山聞けました。
あーもう楽しかった!


どーでもいいけど『青春アミ〜ゴ』は藤真と仙道で、健司と彰でやってもいいな!
藤真はさぞかしずっと不貞腐れたような顔で踊る事でしょう。


それから遅くなりましたが、新年の挨拶など下さった皆さん、本当にありがとうございました!
すごく嬉しかったです。デレデレしながらどれも拝見させて頂いております。
こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いしますね。
全身全霊で皆さんの暇をつぶします。頑張ります。

20060104(Wed) 
0103.jpg 240×320 22K
私は一気に下書き→一気にペン入れ→一気にトーン貼りという効率のいいやり方でマンガが描けず、10P前後下書き→10P前後ペン入れ(以下略)みたいなやり方なので、トーンを貼っているからといってすごく進んでいるわけではないのが落とし穴だぜ……と鏡に言い聞かせながら少しずつ描いてます。
一気に流れ作業でやれないのは飽きてしまうからです。
11月から描いてるのに、終わりが見えない。
ちなみに私がオフラインの全作業中で一番好きな作業は人物の上唇にトーンを貼る事で、一番嫌いな作業は表紙を描く事です。


そういえば洋三のマンガネットで描くっぽい事先日言いましたけど、ネームの時点で15P超えたのとやっぱり丁寧に書きたいから(ネットでアップする漫画はあんまり細部を書き込むと重くなるからかなり省略している)(ふりをしている。背景なんて描けねぇよ、洋平の喉仏だけ描いてたいよ2006)本に収録しようと思いました。
翔陽と海南と洋三という、初めての本なのにも関わらず再録本のようなパッチワーク加減。
もう少し構成とか統一感とか考えて本作りしたほうがいいのは分かっているのですが、もう自分が描きたいの全部詰め込みます。
学ランなのブレザーなのどっちも好きなの!(泣怒)
ちなみに洋三は三井が夢精する話です最低よ!(1巻の晴子の如く実体のある言霊で)
まぁだからネットであれするのはどうかなって思ったというのもあるんですけど……。
かなり今までホモ色薄いサイトだったのに、洋三のせいでどんどん薔薇色になってしまいます。



余談ですが、先日もちょろっと書きましたが、とうとう『洋三』を単語登録しました。
しかも長谷川さんとのメッセ中に。
「もういい、もうしてやる、単語登録」とワケの分からない逆ギレをしながらお互い単語登録をしたのですが、それまで私は洋三を「ようさん」と打っていたんですね。
それなら一発変換で洋三って出るので。(でも違和感はあったんですけど)
それを長谷川さんに言ったら「洋さん!?」となり、その辺からもしも洋平を「洋さん」と呼んだら……という虹の架け橋を渡り始めました。
長谷川さんが「ゆ、遊郭系?それとも舞妓さん!?」と究極の選択を迫ってきたので、私はドロシーがオズの人から貰った魔法の靴のかかとを鳴らすが如くやたらと上滑りする指先で「舞妓さんで!」と打ちました。
舞妓さんが洋平のことを「洋さん」と呼ぶ。
脳内でやたら甲高くししおどしの音もなるというものです。
長谷川さんはナチュラルに
「そうだね京都に行こう!」
と言っていました。
もう私たち、どこへだって行ける。何にだってなれる。(メッセ中は)

それで舞妓さんの世話役?で男の人がつく役職があったんですね。
洋さんはそれになればいいと思いました。
以前船越A一郎がその役で主役の2時間サスペンスドラマがあったような気がしたんです。
あのお決まりの、日本ならではのものにまつわるダイイングメッセージとか絡めながら京都で起こる殺人事件と、それに首を突っ込む舞妓たち、みたいなベタな。
記憶を頼りに調べまくっていたら、洋さんの職業名が分かりました。
もうジーザス……!と思わず天を仰いでしまいましたが、なんと洋さんの職業は『男衆(おとこし)』でした。
この名前だけで白飯3杯軽くいけます。
男衆の洋さん。(京都在住)
男衆についてはこちらの『男衆』という項目をご覧ください。

ttp://www.studio892.com/gion/gion.html

たかが職業の説明でここまで萌えられるとは思いもしませんでした。

「男衆は、芸・舞妓に着物を着付けるのが仕事です。 その昔は、芸・舞妓に関するトラブルや、お茶屋と屋形の間に入って金銭的な折衝事もしていた様ですが」

トラブルを解決してくれる洋さん萌え。
もうやばい洋さん、洋さんほんっとやばいマジ病。(再来)
以前『さくらん』というマンガがすごいよかったという日記を書いた事がありますが、あの見世番の清次が、客が禿(きよ葉)に無理矢理相手をさせようとした時の窘め方が実に鮮やかで、洋さんもそうやってトラブル解決してくれたらいいと思います。
今手元に『さくらん』がないのでうろ覚えなのですが、
「禿追い掛け回して泣かしたとあっては、旦那の沽券にも関わるでしょう。お戯れは程ほどになさって下さいまし」
っぽい感じの絶妙ドライビングでした。
洋さんもこんな風に、あくまでお客様のためですよみたいなポージングで客のプライドを傷つけるどころか上手く刺激し、マタドールのようにかろやかに交わして舞妓さんを守ってくれると思います。
あと私が一番我を忘れたのが、

「やはり、帯などは男手で力強くしめた方が、ピシっと塩梅良く決まる様です」

というくだりです。
オエエェェェェ……もう何だこの胸を掻き毟る様な萌えは。
やり場のない力が湧いてきて、衝動的に部屋の模様替えをしたくなりました。
洋さんに帯を力強くピシッと締められたりなんかした日には、いい塩梅どころか萌えで窒息してしまいます。
あーもうどうしよう、洋さんに帯締められたら。
着物の帯を着付けている時の音って小気味いいじゃないですか。
シュ!シュ!みたいな重い衣擦れの音。
それを洋さんが真剣な顔でさばいていたらと思うと、腰から砕けるような震えが走ります。
あーやばい……マジ病……。
マジ病ので舞妓さんの帯についてもう少し調べてしまったのですが、舞妓の帯で一番の特徴は「だらり」という帯のことらしいんですね。
これは足首の辺りまで垂れ下がり、歩くとユラユラ揺れる京都の舞妓さん特有の帯のことで、長さが5メートル以上もあってかなりの重さらしいんです。
この帯を締めるには大変な力がいるそうで、だから昔から男衆の男性が着付けをしていたらしいんですけど、だらりだかぽろりだか知りませんが、それマジで病です。
かなりの力が必要な帯を、和服の洋さんがピシ!ピシ!と塩梅良く、しかも軽そうに締めてくれたらと考えると毛という毛が総毛立つ。
軽そうにやってるけどかなり重い帯だから、洋さんの着物の袖から覗く腕には血管や筋肉が盛り上がってたりした日には、一体私はもうどうしたらいいんでしょうか。
「グッジョブ、サムライボーイ」と星条旗のビキニ着て親指立てるしかないんでしょうか。
ちなみに上記の「グッジョブ、サムライボーイ」というのは、友達の友達が空港で外国人が落としたものを拾った時に言われたセリフらしいです。
日本といえば、フジヤマ・サムライ・スシ・ハラキリだと思ってるだろ、と膝を付き合わせたい。
日本にはね、ミトヨウヘイという素晴らしいサムライがいるんですよ。
そこを間違えないで頂きたいッ!(神経質にメガネの位置を中指で直しながら)
……何かもうどこから軌道修正したらいいのか分かりませんが、長谷川さんとのメッセ中に「洋さんに帯を締められた舞妓はときめきのあまり窒息して死んでしまう」という話から、「そうしたら舟越さんのサスペンスドラマみたいに、洋さんが解決してくれる」という事になり、『ぶらり洋さん解決帳』というナイスネーミングを長谷川さんが授けた事からドラマが再び走り始めました。
死んだ舞妓さんは誰かとか犯人は誰かとか、もうそういう大事な事はさっぱり私たちの頭から抜け落ちていた。
穴だらけというより穴しかない、バームクーヘンの様な『ぶらり洋さん解決帳』、ところどころ共に戦地(有明にある例のアレ)を駆け抜けた戦友長谷川のアッパーカットも含めつつお送りします。


・何かもう誰か知らないけど、とりあえず舞妓が殺される。殺人事件の幕が開ける。
・とりあえず「あいつが怪しい」となったのは、その舞妓の常連で放蕩息子だった三井寿。
・京都府警はゴリとリョータ。
・足でかせぐ叩き上げの刑事。
・行方をくらました三井の後を追って、ゴリ達はとあるキャバレーに寄る。
・カウンターでは鉄男がグラスを拭いている。
・「三井?知らないね、そんな奴。聞いたこともねーよ」(棒読み)
・このセリフのためだけに、ロケ5時間だったエキストラの鉄男。
・原因は三井の遅刻。
・そのキャバレーのホールをモップで磨いているボーイの竜。(同じく5時間待ち)
・「そいつの行方が知りたいんなら、ここへ行ってみな」マッチを投げる。
・そのマッチの裏側に三井がセカンドハウス(半笑)として使っていたらしいアパートの名前が記されている。
・急行するゴリとリョータ。
・「おい!三井!出て来い!聞きたい話がある!」
・ドアをどんどん叩くゴリ。
・「るっさいわねー……。隣ならいないよ」隣の部屋からスケ気味のネグリジェを纏った寝起きの気だるげな彩ちゃん登場。
・「いないだと!?一体いつから」「あーもー大きな声出さないで、二日酔いなんだから……」思わず食って掛かるゴリに眉間に皺な彩ちゃん。
・ふと彩ちゃんのネグリジェがスケスケだったので、目線のやり場に困る刑事ゴリ。
・車の中に戻ってのゴリとリョータ(新人刑事)の会話。
「今のすっげぇすっげぇ美人でしたね!?」
「そうか?」
「あーもーあんな子がお酌してくれんだったら、オレ毎日スナック通いつめちゃう」
・昼飯のアンパンをかじりながらうっとりするリョータ。
・リョータは人当たりがいいのですごく聞き込みが上手い刑事。
・反対にゴリは顔が怖いので子どもにはすぐ泣かれて下手。でも強面相手はお手の物。
・ゲーセンに行って聞き込みする二人。
・最初は若者たちに「刑事かよ」と警戒され相手にされないが、リョータが「よーしこん中で一番スコアが高い奴は誰だ?」とスーツ脱いで腕まくりする。
・名乗り出た命知らずな若者を圧倒的な強さで叩きのめす。
・車操縦するゲームでもホッケーでもパンチ力測定ゲームでももう何でもいい……。(うっとり)
・「お前……半ドンの日はすぐに消えると思ったら、こういう所に通ってたのか……」「お説教は後で聞きます!ほらダンナ、いきましょ!」
・半ドンとかいうゴリ萌え。
・ところで一方その頃全くの濡れ衣(被害者のストーカーと間違われ)で誤認逮捕される花形。
・花形妹怒髪天。警察署の前で大暴れ。
・そもそも舞妓の意味を履き違え、ツボ振り姐さんのコスプレで乗り込んでくる。
・「ちょっと!なんでうちのへっぽこ兄貴(妹語録)がそんな性悪売女(変な単語ばっかり知ってる妹)のストーカーなんかやらなきゃいけないのよ!オタクら、一体どこに目をつけてるわけェ!?まったく日本の警察もお金のズル(賄賂の意)だかエラい人とズルだか(汚職の意)なまけるズルだか(怠慢の意)知らないけど、地に落ちたものね!ハ!コナン君の方がずっとずうーっと名探偵だよ。ちょっと誰か!誰かコナン君呼んでよ!江戸川コナン君呼んで!知らないの?身体は子どもだけど頭脳は大人の名探偵よ。蘭ちゃんのお父さんの毛利小五郎って探偵事務所に居候してるから、早くコナン君呼んで!ポンポコピーの役立たずなデカ共は、コナン君の時計型麻酔銃でチクッとやってもらうわよ!!」
・藤真とめないで大爆笑。
・妹の電波にさしものゴリも手を焼く。
・「その、なんだ、最近の若い奴は皆こうなのか?アイティーの弊害ってやつか?」
・「んなわけないじゃないっすか」淡々と答えるリョータ刑事。



あ、今皆さんおかしいなって思いました?
そうでーす、洋さん全然出てきてないのでぇーす。(黒目グルグル回しながら)
洋さん出す前に脇固めすぎてあえなく力尽きてしまいました。
この後犯人を絶壁に追い詰めた洋さんが「相手してくれよ主犯」と言って犯人を叩きのめした後、警察に手錠をかけられた犯人に向かってなんか思わず泣き崩れてしまうような優しいこと言ってFIN...となればいいんじゃないっすかァ?(生意気なバイトっぽい物腰で)

20060103(Tue) 
sd67.gif 246×400 11K
犬のヒゲなしバージョン。

遅ばせながら、あけました。おめでとうございます。
今年もマイペースでやっていきますが、何卒よろしくお願いいたします。
ところで年越しは一人で風呂の中、元旦に貰った年賀状はfrom歯医者で1枚でした。
どーよ。(不敵に)


それからトップが黒く表示される件について、沢山の情報を頂きありがとうございました。
中にはわざわざキャプって下さった方もいらして、新年早々人様の厚意の恩恵に与りほろりとしました。
本当にありがとうございます。
それでメルフォから頂いた情報で判明したのですが、Macだから見られないというわけではなくて、どうやらMacでブラウザがIE5だと真っ黒になっている方が多いみたいです。(Macだけど見られますという方は全員IE5じゃなくて、見られませんという方は全員IE5でした)
スタイルシートをほんの少し使っているのでそれも原因かもしれない……と何となく思っていたのですが、頂いた情報で
「WINで液晶の方がつくったサイトは、mac環境でブラウン管あるいはトリニトロン管環境の者にしてみれば、文字も画面も真っ白だったり真っ黒だったりすることがたまにあるようです」
というものがあり、この可能性が高いんじゃないかなぁと思いました。
というのもご指摘の通り、私はWINのノートで全てやっているので。
何か解決方法があるかなと思いザッと調べてみたんですが、調べ方が悪いのか解決方法があるのかないのかすら調べられませんでした。
すみません、お手上げです。
IEをバージョンアップして貰っても、真っ暗に見えることには変わりないんだろうか……。
何も出来ない私を許してください……。
あ、そうだ……こういうのどうですか……、画面が真っ暗の方は選ばれし者っていうの……。
魔王を倒す勇者なんです。
それで私がその勇者を探す預言者なんです。
画面が真っ暗なのは、その身体に今は亡き気高き聖騎士の血を受け継いでいる証拠。
だから画面が真っ暗の方々(少なくともメールで拝見しただけで6人はいらっしゃる)がお住まいの最寄の商店街とかまで私がいって、ローブを頭からかぶり杖を振りかざし「救世主(メシア)が現れた!かの地に救世主が舞い降りた!」ってやりますってオイ!(虚空に裏手で突っ込んで)
何か、とりあえず今回判明したのが私が無力という事だけで、本当にすみません、ふがいない……!
またできる限り色々調べてみますので、真っ暗の方は気長にお待ちください。
すみません!
そしてわざわざ調べて情報下さったり、メール下さったりしてご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございます。



唐突に洋平の話。
あくまで個人的な好き嫌いの話で、他の方の嗜好について物申すとかじゃないのであくまでそれを前提に聞いて頂きたいのですが、私の洋平的鬼門は「当て馬の洋平」というものです。
かなり雑食の私ですがこればっかりはどうにもダメで、何でダメかというと例によって例の如く多分私が洋平の妹になりたいからです。
洋平を当て馬にして振ったキャラに飛び掛って胸倉引っ掴み、「アンタ、私のお兄ちゃんの一体どこが不満なのよ!?」と校門前で阿鼻叫喚みたいな方向に思考が流れていってしまうからダメなんだと思います。
ていうか、当て馬という単なる名詞が洋平の隣に並んでいるだけでも、何かこう……お兄ちゃんは当て馬じゃないよ!馬は馬でもお兄ちゃんならヨウヘイテイオーかミトブライアンかヨーヘイインパクトだよ、ミトウララなんかじゃない!と涙で前が見えません。
ヨウヘイテイオー。シビレる響きだ。
ていうか妹はきっと家に競馬新聞があるから、年頃の娘にしてはやけに馬の名前知っていたらいいのになぁと思いましたーみたいな事を、親の仇のようにキーボードで打ち付けて長谷川さんとメッセしていたら、長谷川さんがまた華麗にタクトを振りました。

「ヨウヘイテイオーは血筋はサラブレットじゃないのにサラブレット並にでっかいといいね。それで黒馬で、額だけは三日月の形に白い毛が生えてるの」

あ……何だろう……私見えます、絶壁で漆黒の馬がたてがみ風になびかせながら一声高くいななくのが。
サバンナだったらライオン差し置いて百獣の王になる事間違いなしでしょう、ヨウヘイテイオー。
草食動物の垣根を軽く凌駕した奇跡の生き物。
ていうかヨウヘイテイオーは野生の馬だったりしたらいいですよ。
野生の馬だからヨウヘイテイオーという名前がつくのは不自然ですが、まぁその経緯は追々語るとして便宜上今もその名前で呼んでしまいますけど、ヨウヘイテイオーは草原を文字通り風のように駆けます。
その存在は人々にも知れ渡っていて、皆ヨウヘイテイオーを自分の馬にしたくて餌付けしようとしたり、罠を仕掛けたり、また荒くれ者の中には猟銃を持ち出してヨウヘイテイオーを自分の牧場に連れ帰り自分が馬主になろうとする者までいたのですが、ヨウヘイテイオーは恐ろしく頭が切れたので人間を嘲うようにして日々をかわしていました。
ところがある日、その慢心からか人間に猟銃で後ろ足の付け根辺りを撃ち抜かれてしまいます。
ヨウヘイテイオーは何とかその人間をまき逃げますが、歩くたびにポタポタと血が落ちます。
ヨウヘイテイオーの目は人間に対する恨みで血走っていました。
口からは一息ごとに呪詛を吐くが如く、荒い息が漏れました。
とうとうその歩みは止まり、ヨウヘイテイオーは崩れ落ちます。
これでもう終わりか……とヨウヘイテイオーは静かに目を閉じるのですが、次の瞬間ふと目を開けたら倒れた場所とは違う場所に自分はいる。
暖かい藁が沢山敷かれた場所に横たわっていたヨウテイテイオー。
どういう事かと辺りを見回したら、
「あ、気づいた」
と人間の、それも幼い女の子の声が聞こえました。
「園長先生、お馬さん気づいたよ!」
どうやらヨウヘイテイオーはとある孤児院に拾われて、九死に一生を得たようでした。(自分で書いてて半笑い)
ヨウヘイテイオーは怪我をしたいきさつがいきさつだし、元々これっぽっちも人間を信用していません。
自分を取り巻く人間を威嚇するように低く唸ると、小さい子どもたちは園長先生と呼ばれた老人の後ろへ隠れるようにして怯えました。
ヨウヘイテイオーは感覚のあまりなくなった後ろ足を気迫だけで奮い立たせ、間に合わせでできたらしい馬小屋を出て行こうとします。
「待って、お馬さん!」
一番最初に声をかけてきた女の子の声でした。
「人間があなたにすごくすごくひどい事をしたんだなっていうのは、私にだって何となく分かってるの。ごめんなさい、代わりに謝るね」
ヨウヘイテイオーは馬なので、当然人間の言葉は分かりません。
ただ目の前にいる、自分が蹴り飛ばしたら簡単に死んでしまうであろう程小さな生き物が、一生懸命立ちはだかってこっちを見ているのを見下ろしていました。
「ごめんね、本当にごめんなさい」
そう言って小さな女の子は精一杯手を伸ばし、ヨウヘイテイオーの顔に手を伸ばしてきました。
「危ない!やめなさい!」
園長先生の制止の声も虚しく、手負いのヨウヘイテイオーはその小さな女の子の手を噛んでしまいます。
口の中に広がる鉄の味。
背後では子どもたちの叫び声がします。
しかし当の女の子は騒ぎもせず、泣きもせず、悲しそうに顔を歪めるばかりで、ここで往年の名台詞を吐きます。
「大丈夫、大丈夫、怖かっただけなんだよね」

〜中略〜

「ねぇ、お前の名前、何にしようか」
少女は柵に腰をかけ、両足をブラブラさせながら歌うように言った。黒馬はそれに寄り添う保護者のように、穏やかな目つきで少女を見下ろしている。
「そうだ、ヨウヘイテイオー。ヨウヘイテイオーにしよう。テイオーっていうのは漢字で書くと帝王で、すごく強い王様って事だよ。あとね、ヨウヘイっていうのは…………私のお父さんの名前。いつか迎えに来るよって言ってたお父さんの名前」

〜中略〜

「ようよう、園長先生よぅ。今月分の集金に来ましたよっと」
「すまない……あと1ヶ月……いや、あと2週間待ってくれないだろうか……そうすれば必ず……」
「バカ言うんじゃねぇよ。今すぐ耳そろえて300万返さないと、この孤児院は廃園ってことになるなァ」
「そんな……!」
「どうしても……って言うんなら、あれを売りゃいいじゃねぇか。おたく、いい馬持ってんだってなぁ。知り合いにあれを欲しがってる馬主がいるんだが」
「ヨウヘイテイオーはダメだ!ここの子どもたちの希望なんだ!」
「へぇ、ヨウヘイテイオーってのかい。でもそのヨウヘイテイオーも、こんな狭い馬小屋に押し込められるより、設備の整った所で自分の力伸ばした方がいいだろうと思うがなぁ」

〜中略〜

「社長ダメです!俺にはあの馬を乗りこなすことはできません!」
「何だと?あの馬のために雇ったジョッキーは、お前で何人目だと思ってるんだ?あの馬の何が不満だと」
「そりゃ素質は申し分ないですよ。あんな馬、騎手10年やってますけど俺は見た事がない。でもだめなんです、まるでいう事を聞かない。あれは並みの馬じゃないんだ」

〜中略〜

「私が乗ります」
少女の鈴の音の様な声が厩舎に凛と響いた。
「お前は?」
「あ、社長。こいつあの孤児院にいたガキですよ!」
「ヨウヘイテイオーには私が乗ります」
「ヨウヘイテイオー?何のことだ。テメェがつけた名前のことか?今はこいつにゃもっと立派な名前があるんだよ」
「素人が乗るとか何言ってんだ。誰かこのガキをつまみ出せ!」
丸太のように太い男の腕が、軽々と少女の細い腕をひねりあげた。すると先程までどれだけ鞭を入れられても一息だって声を漏らさなかったヨウヘイテイオーが、厩舎のガラスがビリビリと震えるような声で高く嘶いた。その声に呼応するように周囲の馬も騒ぎ出す。黒馬は2本足で立ち上がり、その聳える様な体躯は天井をもひどく揺らした。
「誰か鎮静剤を持って来い!」
「早く!」
額に三日月を持つこの黒馬の凄まじい脚力は、その場にいた男たちは誰より数字で知っていた。あんな足で蹴られたらたまったものではない。現にあの蹄で病院送りにされた調教師は、すでに両手じゃきかなかった。
大の男たちが右往左往する中、少女は淡々と柵をくぐり黒馬の元へ近づいた。鴉の濡れ羽色の足に美しく乗った筋肉が盛り上がり、少女がその足に蹴り上げられ宙を舞う姿が男たちの脳裏に明確に浮かぶ。
「ヨウヘイテイオー」
少女は歌うように囁いた。すると黒馬はつい先程まで後ろ足で立ち上がるほどの興奮状態だったというのに、犬の様な従順さでもって容易く4本の膝を折った。
「いい子だね」
誰にも触らせなかった鬣を撫でられ、黒馬はうっとりと目を細めた。そうして額の三日月を少女の靴に恭しく押し当てる。その姿はまるで、遠い昔に聞いた御伽噺の女王と騎士のようだと、昔は騎士になりたかった元少年達は思った。



……みたいなドリームが読みたいよ、と長谷川さんに言ったら、「今世界初の馬ドリームの瞬間に立ち会ってしまった」と言われました。
いやー洋平……馬になってもカッコいい……。
ていうか洋平なのか?これは洋平なのか?
もうここまで間違いだらけだと、これが間違い探しだったら出版社に「乱丁ですよ」と思わず言ってしまいたくなるレベルだと思いますが、とりあえず間違ってないのは今年もよろしくお願いしますという思いです。
え、これが新年一発目?
幸先悪!

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